坂本雄次さんと語る夫婦愛の深さと向き合い方
2024年12月25日、株式会社主婦の友社から出版される『天国ゆきのラブレター』を記念して、著者である坂本雄次さん、そして彼の親友である徳光和夫さん、森三中の大島美幸さんを迎えたトークショーが目黒にて開催されました。この60分間のセッションでは、ふたりの夫婦愛について深く掘り下げ、長い年月を共に過ごした愛の形が語られました。
出会いから始まった愛の物語
坂本さんと奥様節子さんとの出会いは、15歳の時の修学旅行。当時の坂本少年は、担当バスガイドであった節子さんに一目惚れし、以後の人生を共にすることになります。しかし、その愛はどういった道のりだったのでしょうか?
坂本さんは、自身の青春時代を懐かしみながら、「15歳で女性に惚れるとこんないい文章が書けるのか!」と振り返りました。書き続けたラブレターは、単なる恋の始まりではなく、ふたりの心の架け橋となったのです。
さらに、坂本さんは結婚前のアドバイスを引用し、「あなたは一人の女性の人生の鍵を持つことになる」とのこと。その瞬間から、彼は節子さんの人生をより良いものにする責任を自覚するようになったのです。これに対し、徳光さんは結婚当時の自らの経験を笑いながら話し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。彼の自嘲的な発言に、多くの観客が共感し、笑いが広がりました。
夫婦円満の秘訣
トークショーの中で、大島美幸さんも結婚生活について自身のエピソードを披露。交際0日での結婚を選んだ彼女は、お互いのことがよく分からない状態でスタートしました。しかし、結婚生活を経て、「愛には様々な形がある」と気づいたと語りました。坂本さんのコンセプト、すなわち「入口は違えど愛の形は多様」であり、夫婦円満の価値観を再確認した瞬間でした。
これに続いて、坂本さんは「人をサポートする意味」についても触れました。自らが長年トレーナーとして培ってきた経験から、人を支え合うことがもたらす意義を教えてくれたのは、他でもない節子さんだったと語りました。
向き合うことの重要性
大島さんは、坂本さんから受けた印象的な助言を思い出しました。「痛みは向き合うんだ」という言葉が、彼女の心に強く残っていたのです。この言葉の意味を初めて理解した時、彼女は自分の心の扉を開くことの重要さに気付いたそうです。大島さんは、「坂本先生に心を開かないと、心を開いてもらえない」と感じ、坂本夫妻に感謝の気持ちを述べました。
人と向き合うことが簡単ではない日常の中、坂本さんの教えは、参加者一人一人に深く響きました。
最後の一言ラブレター
トークショーの締めくくりとして、『一言ラブレター』のコーナーが設けられました。参加者それぞれが、愛するパートナーに向けて短いラブレターを書く時間。徳光さんは、初デートの想い出を句にし、大島さんは「イラッとしたりするけど、それは愛情です」と語り、会場を笑いと温かさで包みました。
このイベントを通じて、坂本さんと節子さんの深い愛の物語は、参加者に深い感動を与え、愛の本質を再認識させる貴重な時間となったことは間違いありません。坂本さんの純愛の物語、「天国ゆきのラブレター」は、多くの人々に希望と感動を与える作品になることでしょう。
撮影/三角茉由