パキスタン館が大阪・関西万博のソフトローンチを開催!
2025年に開催される大阪・関西万博に出展するパキスタン館のソフトローンチイベントが、神戸ファッションマートにて華々しく行われました。このイベントは「イード・ミラン」を兼ねており、在日パキスタン人コミュニティや文化関係者、国際的な要人が一堂に集まりました。参加者は、パキスタン館の先進的なデザインと豊かな文化的背景を直に体験し、特に公式テーマ音楽が初めて発表されるなど、盛り上がりを見せました。
イベントでは、パキスタン館のプロジェクトディレクターであるムハンマド・ナシール氏がプレゼンテーションを行い、パビリオンのテーマとコンセプトについて説明しました。彼は「一粒の塩の中に広がる宇宙」というテーマからインスピレーションを受け、パキスタンの有名な岩塩鉱山の壮大な景観を反映させた展示作りについて詳細を語りました。このパビリオンでは、塩の柱が立ち並ぶ“塩の庭”が構築されており、訪問者は静けさに包まれながらパキスタンの精神性を体験できるとのことです。
ナシール氏は、「伝統と現代性を融合させ、皆さんを文化と感性の旅へいざなう内容を目指しています」と自信を持って語りました。また、本パビリオンのキュレーター主任であるヌールジャハン・ビルグラーミ氏も、「パビリオンを通じて、文化、革新、伝統を包括的に表現し、多様な視点からパキスタンの魅力を発信することで、国際的な対話と協働を生み出したい」との意気込みを示しました。
さらに、このイベントで初披露された公式テーマ音楽「一粒の塩の中に広がる宇宙」は、パビリオンのテーマを音楽で表現しており、ピンク岩塩にまつわる歴史や精神を音楽に昇華させた作品です。この楽曲は、パキスタン館が持つメッセージを力強く伝える重要な要素となっています。
イベントの締めくくりには、駐日パキスタン大使ラザ・バシール・タラール閣下が登壇され、出席者に感謝の意を表しつつ、同館への期待を表明しました。「私たちの参加は、文化的交流とグローバルな連携へのパキスタンの強い意志を示すものです。パキスタン館は、シンプルでありながら力強い象徴を通じて、国と国とをつなぐ架け橋となります」と語られました。
2025年大阪・関西万博について
2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、国や組織、個人が地球規模の課題に取り組む革新的な解決策を展示する国際的なイベントです。サブテーマには「いのちを守る」「いのちを支える」「いのちをつなぐ」が設定されており、これに沿った多様なパビリオンが参加します。
パキスタン館もその一環として、「一粒の塩の中に広がる宇宙」というテーマのもと、パキスタンの豊かな文化的遺産、革新的な精神、そして哲学的な深さを称える内容となります。パビリオンは、没入型の展示やインタラクティブな体験を通じて、訪れる人々にインスピレーションを提供し、国際的な協力を促進することを目指しています。
パキスタン貿易開発庁(TDAP)について
パキスタン貿易開発庁(TDAP)は、パキスタンの国際貿易を促進し、強化するために設立された政府機関です。TDAPはパキスタンの輸出を促進し、企業を世界市場に結びつけることを目的とし、貿易開発において重要な役割を果たしています。市場調査、貿易促進、能力構築、ビジネス協力の促進など、包括的なサービスを提供しており、パキスタンの経済成長と持続可能な開発のための環境づくりに尽力しています。国際貿易の機会を創出し、企業をエンパワーすることで、パキスタンの競争力のある未来を共に形作っていくことに力を注いでいます。
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