新刊『や・い・ろ・の』が教える思いやりの大切さとは?
出版社「文研出版」が新たにリリースした児童書『や・い・ろ・の』は、都会の小学校に転校してきた主人公、大樹の心の成長を描いた物語です。この本を手にすることで、読者は友達との関係や相手の気持ちにはどのような意味があるのかを深く考えるきっかけを得られます。
あらすじ
物語の主人公、大樹は転校生で、最初の頃はクラスメイトたちから方言をからかわれ、友達を作ることができずに寂しい日々を送っていました。そんなある日、雨の日の放課後に彼が竹やぶの奥で見つけた古びた建物に、クラスメイトの優菜と出会い、一緒に入ることになります。この建物には、自称・陰陽師の老人が待っていました。
物語のテーマ
この物語は、ちょっとした思いを通じて「呪い」をかけたいという子供の心理を描写しています。大樹は自分をいじめていた友達に対して、内心のストレスを抱えつつも、自分の気持ちに向き合うシーンが多く描かれています。呪いがかかった子供たちが、自分の行動を反省し、大樹に対する理解を深めることで、読者は思いやりの大切さについて考えさせられます。
著者について
いまたあきこ氏は茨城県出身の著名な児童文学作家です。彼女はオレゴン大学で考古学を学び、日本児童文学者協会に所属しています。数々の創作教室を卒業し、今も児童文学同人「よつば」に参加、様々な作品を執筆しています。また、日常生活の中で視覚芸術に対する感受性を育てながら、雑貨店の運営や時にはカフェでのピアノ演奏も行っています。
イラストを手掛けた南波タケ
本書のイラストを担当したのは、埼玉県在住のイラストレーター、南波タケ氏です。彼女はハッピーでかわいい作品が特徴で、書籍や広告、カードゲームなど幅広く手掛けています。彼女の描くイラストは、物語の雰囲気を一層引き立て外から見ても魅力的です。
まとめ
文研出版の『や・い・ろ・の』は、大樹や優菜の成長を描くことで、ただの成長物語ではなく、相手の気持ちを理解することの必要性を教えてくれます。この本を手に取ることで、若い世代が人間関係の中での思いやりを学び、気持ちを大切にすることができるのではないでしょうか。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
商品情報
- - シリーズ: 文研ブックランド
- - 対象: 小学校中学年以上
- - 判型: A5
- - 本体価格: 1540円
- - ISBN: 978-4-580-82644-1
- - 詳細情報: 文研出版公式サイト