台湾の革新技術が介護を変える
台湾のヘルスケアスタートアップ「Humetrics」が、2024年10月に東京ビッグサイトで開催される「H.C.R2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」に出展します。彼らの最新製品である「iCue スマートケアアシスタント」は、非接触型のスマートベッドセンサーであり、介護現場における革新的な解決策を提供します。
この製品は、ベッドの下に設置するだけで、利用者の生理状態をリアルタイムで把握・通知できる機能を備えています。呼吸数や心拍数、睡眠状況を精細にモニタリングし、AIがそのデータを分析することで、介護者の負担を軽減し、より効果的なケアを可能にします。
「iCue」の特長
「iCue」は、既存のマットレスの下に設置する簡単さが魅力です。患者がベッドから離れると即座にアラートが発信されるため、転倒リスクの軽減にも寄与します。さらに、体位変換のリマインド機能や、呼吸数、心拍数などを常時モニタリングし、その情報を介護者にリアルタイムで提供することができます。このデータはクラウドにアップロードされ、傾向分析や健康レポートの生成も行えます。
特に注目すべきは、肺炎や睡眠障害のリスクを早期に判別できるAI解析機能です。これにより、高度な健康管理が実現され、患者の安全が守られます。また、FORA社製の血圧計や酸素濃度計などとの統合も進んでおり、測定データが迅速に介護者に送信されます。
展示会での体験
Humetricsのブースでは、スマートベッドセンサー「iCue」がどのように介護業務の効率化と質の向上に貢献するか、実際に体験することが可能です。展示会は無料で入場でき、事前登録が必要です。興味のある方はぜひ参加し、最先端の介護技術を肌で感じてみてください。
また、「iCue」はすでに台湾国内外の50カ所以上の介護施設や病院に導入され、800名以上の方が実際に利用しています。日本でも東京都、千葉県、埼玉県、三重県、群馬県の介護施設で80台以上が稼働中です。これからさらに多くの場所での導入が期待されています。
会社概要
「Humetrics」の代表、林育徳氏が率いるこの会社は、2020年に台湾新北市で設立されました。資本金は1億5000万円で、同社の公式サイトでは製品詳細や最新情報が発信されています。