トプコンの新たな三次元計測プログラム『SDR5000』
株式会社トプコンが、 Japan国内市場向けに新しい三次元計測プログラム『SDR5000』を発表しました。このプログラムは、SOKKIAブランドの三次元計測システム“MONMOS”を制御するもので、特に造船や車両製造、さらには高層建築やプラント等、多岐にわたる工業計測の現場でその実力を発揮しています。
新たなユーザーインターフェース
『SDR5000』は、Android(TM) OSを採用し、これまでのシステムから大幅な刷新が図られました。これにより、操作性と視認性が向上し、ユーザーはより直感的にプログラムを運用することが可能になっています。
特筆すべきは、大画面端末での最適化されたUIです。データコレクターやAndroidタブレット『GX-10W』と連携することで、誰でも簡単に操作できる環境が整っています。この結果、現場での計測作業が快適に行えるようになりました。
マップ表示機能の導入
新たな機能として、マップ表示が加わりました。従来の数値だけでなく、3Dまたは2Dマップ上で計測点を視覚的に把握できるようになりました。これにより、点間の距離感や位置関係、さらには設計データとの差分も一目で確認できるため、現場でのスピーディーな判断が可能になります。
ユーザーのニーズを反映した機能強化
トプコンは、ユーザーの声を大切にしています。そのため、『SDR5000』には、CSV形式でのデータ出力機能や計測点の削除、視準高の設定など、多くのニーズを基にした機能が強化されています。これにより、解析作業がスムーズになり、非等間隔の2点ターゲットにも対応することで、計測の自由度も向上しています。
今後の展望
トプコンは、今後も現場の声に応える製品開発を続け、ICTの活用を通じた業務効率化や生産性向上を推進する考えです。この『SDR5000』によって、建設や製造業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも貢献したいとしています。
製品情報
- - 発売時期: 2025年7月
- - 国内標準価格: 559,900円(税込)
株式会社トプコンは、1932年に設立された企業で、医療、食、住に関する社会的課題を解決するためのDXソリューションビジネスを推進しています。今後もこのような先進的な技術を用いて、より良い社会づくりに寄与していくことが期待されます。