株式会社Poeticsの新たな資金調達と成長戦略
株式会社Poeticsは、2022年6月に商談支援AI SaaS「JamRoll」を開発・提供を開始して以来、その業績は目覚ましい成長を遂げています。ユーザー企業は今やスタートアップからエンタープライズ企業まで広がり、年次経常収益(ARR)は前年の約3倍に達しました(2024年9月時点)。
2024年秋には、対面商談や打合せをワンタップで記録できる「JamRoll Mobile」や、日本語特化の高性能リアルタイム音声認識AI「Poetics Speech API」を導入予定で、さらに利便性を向上させる見込みです。このような新技術の開発により、株式会社Poeticsは今後も成長を続けることでしょう。
投資家の期待
この資金調達ラウンドには多くの投資家が注目を寄せています。キヤノンマーケティングジャパン株式会社の企画本部 担当本部長、鹿志村洋次氏は、「Poetics社の音声・言語分析技術は人とAIの接点を増やし、その重要性は今後一層増していく」と述べており、同社の競争力やユニークなビジョンに魅力を感じていることを語りました。
また、グローバル・ブレイン株式会社のGeneral Partnerである西田大介氏は、「JamRoll」は業界の中でも高い音声認識と解析精度を持つと評価。特に大手から中小企業への導入実績を急拡大していることを強調し、今後の革新的なソリューションに期待を寄せています。
代表者のメッセージ
株式会社Poeticsの代表取締役、山崎はずむ氏は、グローバルブレインとキヤノンマーケティングジャパンからの出資を大変光栄に思っており、今後エンタープライズ向けに「JamRoll」を提供し、日本語特化の音声解析AIのリーディングカンパニーとしての地位を確立したいと語っています。音声領域のAIへの研究投資も進める方針で、さらなる技術革新を目指します。
JamRollの機能と利点
「JamRoll」は営業活動において、会話を可視化し、生産性の向上を支援するAI SaaSです。このツールは、電話やオンライン商談の全ての会話を自動で録音・録画し、文字起こし、さらには音声や感情分析を行います。これにより、営業スキルの向上や情報の共有が自動化され、組織の成長に貢献します。
受賞歴と今後の展望
株式会社Poeticsは、Pitch Your Startup2018で優勝し、経済産業省が主催するJ-Startupに選定されるなど、数々の受賞歴を誇ります。今年も「AWS ジャパン主催 AWS Generative AI Accelerator」にも採択され、新たな成長の可能性を示唆しています。
会社概要
株式会社Poeticsは、2017年に設立され、その本社は東京都渋谷区に位置しています。代表取締役の山崎はずむ氏が率いる同社は、今後もAI技術を駆使して新たな市場を切り開いていくことでしょう。さらなる成長が期待される株式会社Poeticsの今後に、目が離せません。