みやま市が子育て支援のデジタル化を実現
福岡県のみやま市は、子育て支援の一環として子育て関連事業のデジタル化を進めています。この度、母子モ株式会社の提供する「子育てDX®」が導入され、2024年4月1日より「乳幼児健診サービス」の運用が始まりました。このサービスは、保護者が乳幼児健診関連の手続きをデジタル化することを目的としています。
デジタル化による利便性の向上
新しく導入された乳幼児健診サービスでは、アプリ『母子モ』を通じて問診票の記入や提出、さらには健診結果の確認が可能になります。これにより、保護者は時間や場所に制約されることなく、各手続きを行うことができるようになります。これまでの紙ベースの手続きからデジタル化されることで、待機時間や記入の手間が軽減され、混雑を避けることが期待されています。
健診会場では、問診内容と結果のデータが迅速に市町村に共有されるため、自治体が子どもの状況を素早く把握し、今後の支援に繋げることができます。デジタル化によって効率の良い情報管理が実現され、保護者の負担も軽くなるのです。
みやま市の子育て支援の理念
「心をつなごう!すくすく育て みやまっ子」という基本理念に基づき、みやま市は子育て支援を充実させるためのさまざまな施策を講じています。2020年10月から始まった母子手帳アプリ『母子モ』は、この理念を実現するための重要なツールとなっています。アプリでは、妊産婦と子どもの健康データの管理や、予防接種のスケジュールを確認でき、地域情報も配信されています。
また、みやま市では妊娠から子育て期に必要な手続きや情報を保護者に届けることを目指し、2030年までにさらに多くのDXを推進するビジョンを掲げています。この方向性は、より便利で安心・安全な子育て環境を地域と共に築くことにあります。
市長のコメント
みやま市の松嶋市長は、「私たちの市では、子育て支援の施策に全力で取り組んでいます。具体的には、妊産婦への🍼おむつお届け事業や、0〜2歳児の保育料引き下げ、小中学生の学校給食補助など、さまざまなサポートを行なっています。私たちは、子育てがよりスムーズに行える環境づくりに精力的に取り組んでまいります」と述べています。
今後の展望
将来的には、さらに多くの子育て支援をデジタル化することで、利便性を高め、市民のニーズに応じたサービスを提供していく予定です。みやま市の取り組みが全国の自治体のモデルケースとなり、他地域でも同様の施策が進むことを期待しています。
このようにみやま市の「子育てDX」は、単なるデジタル化に留まらず、子育て家庭の安全で安心な環境づくりを目指した包括的な支援施策へと進化しています。保護者が抱える不安を解消するため、今後も新たなアイデアやサービスが展開されることでしょう。デジタルを活用したこの新しい子育て支援が、多くの家庭に希望をもたらすことを願っています。