業務用カーナビ「Gorillada PRO」が東北電力に導入され効率化を実現

業務用カーナビアプリ「Gorillada PRO」の導入

新たな業務効率化を目指す

パナソニックオートモーティブシステムズ（PAS）が開発した業務用カーナビアプリ「Gorillada PRO」が、東北電力ネットワークに正式に導入されました。このアプリは、業務用のカーナビ機能に加え、目的地データとの連携により、電力設備などの保守点検や営業活動を効率化する支援を行います。

導入背景

東北電力ネットワークは、東北6県および新潟県を供給エリアとし、電力インフラの復旧業務や保守・保安業務を提供しています。特に災害時や通信が遮断される地域では、紙の系統図に頼るしかなく、その場所への正確なアクセスが困難でした。長時間の移動や労力を要することが、業務に大きな影響を与えていました。

今回、「Gorillada PRO」の導入により、オフライン環境でも電柱番号を利用した迅速なナビゲーションが可能となりました。これにより、効率的に現場に到達するための障害が大幅に解消されました。

利用シーンの多様性

「Gorillada PRO」は、以下のようなさまざまな現場シーンで効果を発揮しています。

山間部での移動

太陽光発電設備の確認では、通信圏外地域に位置することが多いため、従来の地図アプリでは動作しませんでした。「Gorillada PRO」は、地図データを事前にダウンロードすることで、オフラインでも目的地まで正確に案内します。

停電時の復旧対応

停電が発生した場合、障害箇所の特定が迅速に求められます。「Gorillada PRO」は、系統図と地図情報を同じ画面で確認できるため、より迅速な判断と行動を実現します。

日常の巡回作業

作業指示は「電柱番号」で伝えられるため、「Gorillada PRO」を用いることでその場で正確な目的地設定が可能になり、移動の初動を迅速化しています。

実際の利用者の声

福島電力センターの担当者は、導入後の利便性をこう語ります。「系統図と地図が一目で把握でき、効率的な移動が可能になりました。特に初めての場所でも安心して行けるようになりました」と感謝の意を示しました。

導入推進者からも、導入支援のスムーズさに関する感想が聞かれ、迅速な対応が実現したことを評価しています。