AOLグループ、日本市場に高品質DSP『AdLearn Open Platform』提供開始

AOLグループ、高品質DSP『AdLearn Open Platform』で日本市場に参入

米国の大手デジタル広告企業であるAOLグループが、日本市場において新たなDSP（デマンド・サイド・プラットフォーム）サービス『AdLearn Open Platform（AOP）』の提供を開始しました。このサービスは、同グループ傘下のアドバタイジングドットコムが保有する広告配信最適化エンジン『AdLearn®』を基盤としており、広告主や代理店は、直感的なユーザーインターフェースを通じて、高品質かつブランドセーフティーに配慮したプレミアムアドネットワークへ直接広告出稿できるようになります。

AOPの特長：広告効果の最大化とブランド安全性の確保

AOPの最大の特徴は、その高い広告配信の最適化能力と、ブランドセーフティーへの徹底的な配慮です。広告主は、配信目的やパフォーマンス目標に応じて、配信先、入札価格、ターゲティング、表示頻度など、様々な配信設定を柔軟に調整できます。これにより、商品・サービスの認知度向上からリード獲得、さらには購買促進まで、幅広いマーケティング目標の達成を支援します。

配信対象となる広告枠は、アドバタイジングドットコムが運営する法人媒体限定のプレミアムアドネットワーク『Advertising.com Network』、および同社の厳格な審査基準をクリアした外部アドエクスチェンジやSSPから厳選されています。特に『Advertising.com Network』への出稿はAOPのみで可能であり、他社DSPではリーチできない新たなユーザー層へのアプローチを実現します。

さらに、外部アドエクスチェンジへの出稿に関しても、Advertising.com Networkと同等の基準を満たした広告枠のみに限定することで、広告主はブランドイメージを損なうリスクを最小限に抑え、安心して広告配信を実施できます。

広告配信最適化エンジン「AdLearn®」の強み

AOPの中核を担う『AdLearn®』は、アドバタイジングドットコムが長年培ってきたノウハウと技術を結集した広告配信最適化エンジンです。その高い精度とパフォーマンスは、既に同社の既存アドネットワーク事業において高い評価を得ています。AOPでは、この『AdLearn®』の能力を最大限に活かすことで、広告主にとって最適な配信を実現し、ROIの最大化を目指します。

今後の展開：機能拡充とパートナーシップ拡大

アドバタイジングドットコムは、AOPの機能を継続的に拡充していくとともに、アドエクスチェンジ、SSP、プライベートDMP事業者などとの連携を強化することで、広告主、代理店にとってワンストップで最高の広告プラットフォームを目指します。これにより、より高度で効率的な広告配信、そしてより大きなビジネス成果の実現を目指していきます。

アドバタイジングドットコム・ジャパン株式会社について

アドバタイジングドットコム・ジャパン株式会社は、米国AOL Advertising Inc.と三井物産による合弁会社として2007年に設立されました。約200社の大手法人企業が運営するウェブサイトを媒体として、毎月約40～50億インプレッションのディスプレイ広告を配信しています。高品質な広告枠とブランドセーフティーへの配慮により、多くの大手ブランドから高い信頼を得ています。

Advertising.com Networkの主な特徴

大手法人企業が運営する媒体のみ掲載
ファーストビュー広告枠の比率：78％
日本のオンラインユーザーリーチ率：80％（約5,800万人UU）
月間約50億インプレッションの独自バイイング

このAOPの登場は、日本のデジタル広告市場に大きなインパクトを与えるとともに、広告主にとって新たな可能性を切り開くものと期待されています。