映画『宝島』がデジタル証券として販売開始
10万円からの小口投資が可能な直木賞受賞作品の映画『宝島』のデジタル証券が、2025年公開に向けて本日7月24日より販売が開始されました。フィリップ証券株式会社が手掛けるこの初の試みは、映画製作委員会への出資権をデジタル証券化し、STO(セキュリティ・トークン・オファリング)の枠組みで実現されたものです。
これまでのSTOとの違い
従来、STOは主に不動産や社債など高額な資産を対象としたものが多く、一般投資家にはハードルが高いものでしたが、今回の『宝島』は映画の興行権を扱うことで、より参加しやすい投資のスタイルを提供しています。フィリップ証券は、世界で実績のあるSecuritize Japan株式会社との連携により、この新しい投資方法を実現しました。
出資者には特別な体験が待っている
このSTOでは、出資者は映画の興行収入から配当を受け取ることができます。ただし、映画の成功が不可欠なため、元本割れのリスクも秘めています。投資を通じて、出資者自身がこの映画のプロモーションを手伝うことが奨励されており、特典としてはエンドロールへの名前の記載や、限定映像、イベント招待などの体験が用意されています。
特典の一部を以下に紹介します:
- - エンドロールに出資者の名前を記載(企業名も可)
- - 脚本やイメージボードなど、映画関連アイテムの提供
- - 出資者だけが参加できる特別イベントへの招待
- - チラシやポスターなどのプロモーショングッズの提供
- - 限定映像情報の提供
映画『宝島』の内容
この映画は、大友啓史監督による作品で、沖縄のコザを舞台にして1950年代から本土復帰までの激動の時代を描いています。困難な状況を力強く生き抜く人々の姿は、現代においても『生きることの意味や大切さ』を問いかける力強いメッセージがあります。フィリップ証券は、この作品に多くの期待を寄せ、第一号案件として選定した理由を述べています。
フィリップ証券の背景
フィリップ証券は、「わかる、かわる」というコンセプトのもと、投資の楽しさを広めることに力を注いでいます。1944年に設立され、現在はグローバルな金融グループとして、多様な金融サービスを提供しています。成瀬証券時代からの地域密着型経営が、フィリップ証券の強みと言えます。
結論
映画『宝島』のデジタル証券化は、出資者に新たな投資体験を提供する革新的な試みです。直木賞作品を舞台に、制作者と支援者が共に結びつく新しい形の映画制作への参加を通じて、映画業界に新しい風を吹かせることでしょう。こ
の機会を逃さず、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。