阪急阪神エクスプレスがメキシコでロジスティクス拡大を図る！

阪急阪神エクスプレスは、2025年3月にメキシコ中央高原に位置するバヒオ営業所の倉庫を増床することを発表しました。新たに賃借したスペースにより、倉庫面積が約3倍になるとのこと。この拡張は、成長を続けている自動車産業の中心地における業務拡大を目的としています。

バヒオ営業所は、グアナファト州のプエルトインテリオール工業団地に立地しています。このエリアは、自動車産業が発展している地域の中心に位置しており、近隣のイラプアト市やサラマンカ市まで車で約1時間、セラヤ市までも同1時間半ほどの距離です。さらに、隣接するケレタロ州やアグアスカリエンテス州、サンルイスポトシ州の主要都市へも車で2～3時間でアクセス可能なため、物流・サプライチェーンの拠点として非常に便利です。特に、航空輸送で使用するグアダラハラ国際空港には車で約3時間、海上輸送の拠点となるマンサニージョ港までは6～7時間かかります。

近年、メキシコでは自動車生産が急増しており、2024年には過去最高の生産量が達成される見込みです。阪急阪神エクスプレスも、この市場における需要の高まりを受けて、バヒオ営業所に4名のスタッフを常駐させ、そのうち2名は倉庫業務に特化しています。自社の運営による迅速かつ精密な物流サービスを提供し、入庫から保管、ラベル貼付、出庫、配送、在庫管理に至るまでの付帯業務を含む3PL業務を中心に、ロジスティクス事業の拡大を進めています。

また、今後の計画には、顧客のニーズに合わせたサービスの充実やさらなる倉庫面積の拡大、付加価値の高い認証の取得といった目標が含まれています。これにより、より質の高い物流サービスを提供し、顧客満足度を向上させることを目指しています。

阪急阪神エクスプレスは、グローバルに展開する高品質な国際輸送サービスを通じて、顧客に最適なロジスティクスを提案しています。今後も国内外の倉庫の機能を強化し、さらなる事業拡大を図る方針を示しています。この新しい拠点の開設は、メキシコ市場における同社の成長にとって、大きな一歩となることでしょう。