キャッシュレス業界 カオスマップ 2024の発表
株式会社アップスが運営するデジタルコンテンツ向けのEC決済支援システム「Apps」が、新たに「キャッシュレス業界 カオスマップ 2024」を発表しました。このカオスマップは、同社のチーフエバンジェリストである斉藤龍一氏によって作成され、急成長を遂げるキャッシュレス市場を視覚的に整理したものです。
1. キャッシュレス化の進展
日本におけるキャッシュレス化は、年々進行していることがデータからも明らかです。令和23年度には、キャッシュレス比率が39.3%に達しており、経済産業省の予測では、2025年までに40%に到達する見込みです。この市場の成長は、我々の日常生活においても影響を及ぼしており、キャッシュレス対応を求める声が多く上がっています。事業者にとっては、この流れに乗ることがビジネスチャンスを広げることにつながります。
2. カオスマップの目的
今回のカオスマップ作成の目的は、キャッシュレス市場のプレイヤーを整理し、事業者のビジネスチャンスを拡大すること、そして利用者への関心を高めることです。多様な決済手段が増加している中で、このカオスマップが市場の動向を一目で理解する助けになることを期待しています。
3. キャッシュレス業界のトレンド
このカオスマップを基に、現在のキャッシュレス業界における5つの主要なトレンドを見ていきましょう。
3.1 スマホ決済の利用拡大
現在、キャッシュレス市場では、取引の80%以上がクレジットカードを介していますが、新たな成長の鍵となっているのがスマホを利用したコード決済です。この決済方法は、手軽さから多くの人に愛用されており、さらにはタッチ決済の普及も進んでいます。
3.2 決済手段の多様化
店舗における決済手段も多様化が進み、マルチ決済端末が多く導入されています。混雑を回避するために、セルフレジやモバイルオーダーも普及してきており、現金管理のコスト削減を目指した完全キャッシュレス店舗の誕生も見込まれています。
3.3 EC市場の拡大
Amazonや楽天といったECプラットフォームの成長に伴い、キャッシュレス決済は必須となってきました。しかし、不正利用の問題も深刻化しており、EC事業者は3Dセキュアの導入が急務となっています。
3.4 新しい取引形態の登場
キャッシュレスはもはや店舗での利用にとどまらず、事業者間取引(B2B)や個人間取引(C2C)でも広がりを見せています。SNSの影響で個人発信力が高まる中、副業も増えてきたため、新たな市場が形成されています。
3.5 テクノロジーと決済の革新
AIやブロックチェーン技術の進歩により、顔認証を利用したハンズフリー決済の普及が予想されています。また、NFTによるデジタル通貨を利用したボーダーレスな決済の可能性も広がっています。
4. まとめ
キャッシュレス市場は成長の真っ只中にあります。新しいプレイヤーが参入する一方で、技術革新が進むことで、この市場は今後も変化し続けることでしょう。各事業者は自身のビジネス戦略を見直し、キャッシュレス化への対応を図る必要があります。このカオスマップがその一助となれば幸いです。
5. 参考リンク
- - カオスマップに関する詳細情報はこちらをご覧ください。
6. 会社情報
株式会社アップスは、2008年に設立され、デジタルコンテンツの販売に特化した多機能ECカートシステム「Apps」を展開しています。現在、利用者数は1,500社を超え、決済流通総額も20億円を突破しています。今後のさらなる成長が期待されます。