都ホテル京都八条が織り成す伝統の美
都ホテル京都八条は、京都市南区に位置する美しいホテルで、訪れる人々に癒しの空間を提供しています。2023年の年末年始を迎えるにあたり、同ホテルでは日本の伝統工芸をふんだんに取り入れた装飾をロビーに施しており、多くの来館者に和の温もりを届けています。
伝統工芸とSDGsの結びつき
「ものを大切にする」という伝統工芸の精神は、持続可能な開発目標(SDGs)とも密接に関連しています。都ホテル京都八条では、この理念を基にロビー装飾を計画し、クリスマスシーズンには、洋と和が融合したクリスマスツリー型のちょうちんを展示しました。この幻想的な照明は、多くのゲストを温かく迎え入れました。
年末年始を彩る特別な装飾
年末年始の期間中、ホテルのロビーには、伝統的な提灯の技法を用いた門松が設置されました。この門松のデザインは富士山をモチーフにしており、和紙の持つ独特の風合いを活かしています。また、京銘竹を使用した竹あかり(竹のランタン)は、竹に穴を開けてLEDの光を灯し、温かみのある光を放ちます。この伝統工芸により、柔らかな日本の装飾が創り出され、訪れる人の心を温めています。特に、門松に使用されている青竹は、時間の経過と共にその風合いが変化していく様子を楽しむことができるため、さらに魅力的です。
装飾設置の詳細
この伝統工芸による装飾は、2025年1月15日(水)まで都ホテル京都八条の本館1階ロビーにて楽しむことができます。訪れる際には、ぜひその目でこの美しい装飾を見て、温かな光に包まれたひとときを味わってみてください。
伝統技術を守る企業の紹介
都ホテル京都八条の装飾は、以下の2社の協力によって実現しています。まずは、1962年に創業した有限会社伏谷商店。ここでは日本の伝統的な提灯を、職人が一つ一つ手作業で制作しています。会長の伏谷幸七氏は、12年間の修行を経て、江戸時代から伝わる伝統技術を習得しました。熟練の技術に裏打ちされた美しさと丈夫さを兼ね備えた提灯は、現代にも生かされています。
続いて紹介するのは長岡銘竹株式会社です。建仁寺垣や竹垣の専門店であり、「京の名工」に表彰された確かな技術を持つ同社は、竹製品を通じて上質な和空間を提供しています。使用される京銘竹やすす竹は、加工されて割り竹として製品化されており、その美しさは時間と共に変わっていきます。こうした竹製品は、「侘び寂び」を感じられる素晴らしい物です。
まとめ
都ホテル京都八条の伝統工芸を生かした装飾は、地域の文化を再発見し、楽しむ機会を提供してくれます。ぜひ、訪れてその魅力を感じてください。