ボタニカノンの挑戦
2024-09-11 22:01:14

ボタニカノンのリニューアルが示す化粧品業界の新たな挑戦と多様性尊重

最近、化粧品業界では持続可能性への関心が高まっています。中でも「ボタニカノン」は、再生プラスチック100%を使用した新しい製品ラインを発表し、話題を呼んでいます。このブランドは、鹿児島県大隅半島の豊かな植物資源を活用し、自然由来成分100%にこだわったコスメを展開しています。


ボタニカノンは、「Botanical(植物)」と「Canon(輪唱)」を掛け合わせた造語で、約4,000種の植物が広がる大隅半島の豊かさを反映しています。2016年に設立されて以来、「まるで食べ物のような化粧品」をテーマに、エシカルかつサステナブルな商品を届けてきました。


今回の2024年夏のリニューアルは、大きく分けてサステナビリティの強化、製品品質の向上、価格設定の見直しの3つです。まず、全製品に再生プラスチック製のボトルを導入し、国際的な基準を満たしています。この取り組みは、環境保護を目指すだけでなく、消費者に対しても新たな選択肢を提供します。また、ボトルの色合いについても多様性を意識したグレーやアースカラーの採用が特徴です。


次に、製品品質の向上を図るために、最新の「コールド製法」を導入しました。この技術により、植物の持つ有効成分を最大限に活かせるようになりました。また、完全遮光ボトルの採用によって成分の劣化を抑える工夫もなされています。


価格設定についても見直しが行われ、全商品が3,000円(税込)以下で手に入るように再設定されました。これにより、より多くの人に手に取ってもらいやすくなり、その結果として製品をラインで使用することが促進され、効果を実感しやすくなることが期待されています。


ボタニカルファクトリーは、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。廃校をリノベーションした製造拠点では、地域の農家と連携し、農業廃棄物のアップサイクル商品を開発したり、ワークショップを通じた観光事業を展開したりしています。また、ハンディキャップのあるスタッフとも協力し、工場での製造現場に参加してもらっています。


リニューアルに込められた思いは、化粧品業界内のさまざまな課題に対する真摯な姿勢を表しています。再生プラスチックの全面採用は初期投資が大きいですが、サステナブル社会の実現に向けた重要なステップと位置付けています。


さらに、ボタニカノンは「Biople FES 2024 OSAKA」にも出店予定です。多彩なオーガニックブランドとのコラボレーションを通じ、ブランドの理念を広める機会としています。定期的に開催されるこのようなイベントは、消費者との直接のコミュニケーションを促進し、ブランド価値を高める重要な要素と言えるでしょう.


このようにボタニカノンは、持続可能な化粧品の未来を切り開く道を歩んでいます。2024年以降も期待される彼らの次の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ボタニカルファクトリー
住所
鹿児島県肝属郡南大隅町根占辺田3222登尾中学校跡
電話番号
0994-24-3008

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