アートでつながる心の温もり～岩本悠介個展の魅力と見どころ

岩本悠介個展が開幕！

2025年3月11日から14日まで、東京の南青山にある「Annex Aoyama」にて、パソナハートフル主催の『アート村作品展～岩本悠介個展～』が開催されます。約15点の絵画が展示され、障害を持ちながらも独特の視点で創作を続ける岩本悠介の魅力を直接感じることができる貴重な機会です。

パソナハートフルの理念

パソナハートフルは1992年に設立され、障害を持つ方々にアートの場を提供することを目的としています。「才能に障害はない」という理念のもと、芸術活動に取り組む障害者の就労機会を拡大してきました。2004年からは特にアーティスト社員を採用し、その数は現在22名に達しています。

岩本悠介は2006年にパソナハートフルに入社し以降、アーティストとしてのキャリアを積んでいます。重度の知的障害を抱えながらも、彼の作品は観る者に強い印象を与え、心を打つ力を秘めています。

岩本悠介の作品

岩本氏の作品の魅力は、幾何学的な線と繊細な色遣いにあります。彼は自らが持つ障害の特性を活かし、特に爪楊枝ほどの細い筆で描くことで、鮮やかな色彩を表現します。自身の情熱を込めた作品には、見る人々に深いメッセージが届けられるといわれています。

作品例

- 『花5』: 44cm x 56cmのサイズで、色彩豊かな花を描いています。彼の感性が存分に表現された見事な作品です。
- 『フグの刺身』: 49cm x 64cm。ユニークなテーマと細かな筆致で、視覚的なインパクトを与えます。

特別企画と観覧の魅力

個展期間中の12日と13日には、岩本自身による絵画解説ツアーも開催されます。彼が作品を通して何を表現したいのか、どのような思いで描いているのかを直接聞くことができる貴重な時間です。アートに興味がある方はもちろん、初めての方でも楽しめる内容になっています。

入場は無料で、その間に彼の作品に触れられることは、多くの人にとってかけがえのない経験となることでしょう。また、作品は販売も行っているため、気に入ったものがあれば手に入れるチャンスです。