経理業務のDX加速
2020-05-13 14:01:28

プロネクサスとブラックラインが経理業務のデジタル化で協業開始

プロネクサスとブラックラインが協業を発表



最近、クラウド型決算プラットフォームを展開するブラックライン株式会社が、株式会社プロネクサスと共同して経理部門の監査業務のデジタル化を推進する旨を発表しました。両社の協業の目的は、標準化や効率化を図り、高付加価値業務へのシフトを実現することです。この新たな取り組みは、日本企業のリモートワークの環境で決算業務を合理的に進める支援を目指しています。

背景と経緯



近年、経理部門における業務は事業の多様化や新しい会計基準への対応が求められ、多岐にわたる業務が増加しています。これに対し、経理担当者は人材不足やリモートワーク推進に加え、業務時間の削減が求められる中で、生産性を向上させる必要に迫られています。しかし、依然として開示書類の作成に必要な決算データの収集や資料提供といったマニュアル作業が残存しており、業務の効率化が急務となっているのです。

協業の目的



プロネクサスとブラックラインはそれぞれの強みを活かして協業を進めることに合意しました。この協業では、両社のシステムサービスを連携させることで、決算から開示に至るまでの実務プロセスのデジタル化とそれによる効率化を目指します。これにより、経理の担当者は単純な確認作業やデータ入力から解放され、本質的な業務に集中できる体制を構築することが期待されます。

今後の展望



プロネクサスは、国内上場企業の過半数が利用する開示業務支援によって競争優位性を確立しており、一方のブラックラインは、3,000社以上の企業に向けて決算業務の自動化を実現しています。両社は協業の第一弾として、リモート環境で行える決算・監査に関する共催セミナーを予定しており、実践的な知見を提供する場を設ける計画です。

ブラックラインの代表取締役社長である古濱淑子氏は、「デジタル化により、経理担当者がより高度で重要な業務に集中できる環境を提供できる」と述べており、今回の協業がもたらす変革に期待を寄せています。さらに、リモートワークにおいても高いセキュリティを保ちながら、業務プロセスを円滑に進めるための取り組みとして、この協業はますます注目されています。

オンラインセミナーの詳細



今回の協業を受けてプロネクサスとブラックラインは、リモート決算・リモート監査を実現するためのポイントを解説するオンラインセミナーを開催する予定です。特にアナログな決算プロセスを持つ企業に対して新型コロナウィルスの感染拡大を背景に、効果的な解決策を提案する場となることでしょう。

企業について



プロネクサスはディスクロージャーやIR支援のトータルソリューションを提供する企業で、その実績から国内上場企業の57%以上が顧客となっています。ブラックラインは経理業務の自動化を進めるクラウド型ソリューションを提供し、国内外で多くの企業に採用されています。両社の連携は、経理業務の新たなスタンダードを生み出す可能性を秘めています。

この協業が進むことで、経理担当者の業務改善や働き方改革が一層進むことが期待されており、企業の持続可能な成長に貢献することになるでしょう。

会社情報

会社名
ブラックライン株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー18階
電話番号
03-4540-4310

トピックス(経済)

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