JAアクセラレーター第6期がデモデーで成果を披露
11月に入り、農業と地域社会の未来を切り拓くべく、JAグループが主催するスタートアップ支援プログラム「JAアクセラレーター第6期」のデモデーが行われました。今回の成果発表会では、採択された9社が約6か月間の集中的な取り組みの成果を発表し、農業の持続可能な未来に向けたイノベーションがいかに進展したかを示しました。
プログラムの概要
このJAアクセラレーターは、食や農業、生活におけるサステナブルな未来を共創することを目的とし、特に革新的なアイデアを持つスタートアップを募り、選抜して支援するといった流れで進行しました。スタートアップ企業はJA全農や農林中央金庫の職員による伴走支援を受け、実証実験やビジネスプランの改善に取り組みました。
特に注目すべきは、今回新たに設けられた「北海道枠」です。こちらには2社が選ばれ、ホクレン農業協同組合連合会の職員のサポートを受けながら、北海道での実証実験を実施しました。
参加企業一覧
以下が今回のデモデーで発表を行った9社のリストです:
1.
NoMy Japan株式会社 -
NoMy Japan
2.
株式会社レグミン -
レグミン
3.
株式会社WAKU -
WAKU
4.
カルテック株式会社 -
カルテック
5.
AUDER株式会社 -
AUDER
6.
株式会社ストラウト -
ストラウト
7.
株式会社Perma Future -
Perma Future
8.
amu株式会社 -
amu
9.
株式会社INGEN -
INGEN
これらの企業はそれぞれ独自の製品やサービスを開発し、デモデーでその成果を発表しました。特に、農業の現場で取り組むスタートアップ企業の姿勢や、地域社会とどのように関わっているのかに多くの参加者が関心を寄せました。
デモデーの公開について
このデモデーの様子は、2024年11月9日(土)にYouTubeの「あぐラボチャンネル」で公開される予定です。このチャンネルでは、スタートアップ企業の取り組みや成果を広く共有し、農業界への理解を深めるためのコンテンツが提供されています。
JAグループとAgVenture Lab
この取り組みを支えるのが、一般社団法人AgVenture Labの存在です。2019年に設立されたこの組織は、JAグループの全国組織と連携し、農業や地域の課題解決に取り組むスタートアップを支援しています。JAグループは、地域の実情を踏まえた支援を行い、未来のビジネスを育てる役割を担っています。
企業スポンサーとしては、農林中央金庫やJA全農が名を連ねており、パートナー企業には株式会社ニチレイやJA三井リースが参加しています。
また、サポーター企業には日建リース工業株式会社やSTARTUP HOKKAIDO実行委員会が名を連ね、業界全体の支援が強化されています。それによって、スタートアップ企業側はより広い視野の中でのビジネス展開が可能となります。
結論
JAアクセラレーター第6期のデモデーは、農業の現場におけるイノベーションの重要なステップを示しています。スタートアップ企業がどのように時代の課題に立ち向かい、新たな価値を創造しているかを目の当たりにできる貴重な機会となっています。これからも、地域の課題解決に寄与しつつ、持続可能な未来を築いていく取り組みが期待されます。