パーソルホールディングス「ジェンダーダイバーシティレポート」第2号発刊
パーソルホールディングス株式会社は11月19日、国際男性デーに合わせて「ジェンダーダイバーシティレポート」の第2号を発表しました。この報告書は、同社のジェンダーダイバーシティ推進に関する進捗と男性の育児休暇取得状況を詳しく紹介するものです。
DEIの取り組みと背景
パーソルグループは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を目指しており、多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)、通称DEIの推進に注力しています。2021年には、経営者直轄のジェンダーダイバーシティ委員会が設立され、さまざまな取り組みが行われています。2023年の3月には初めてのジェンダーダイバーシティレポートを発刊し、以降その情報は社内で高い理解度を得ているとして94%の社員がレポートからの情報を活用しています。
第2号では何が紹介されるのか
今回発表された第2号は、以下の三つの特集が組まれています。
1.
ジェンダーダイバーシティ推進の現在地と今後の展望
この特集では、各SBU(Strategic Business Unit)のリーダーにインタビューを行い、課題や将来的な展望を探ります。
2.
男性育児休暇の今
男性の育児休暇取得率や、2026年までの目標データ、また取得した社員のインタビューを通じて、男性が家庭に参画する重要性を強調しています。実際の取得事例を基に、多様な働き方を実現する方法を提案します。
3.
リーダー’s Voice
こちらでは各事業領域で活躍する管理職に焦点を当て、実践している取り組みや今後の期待についての声が紹介されています。
社員のフィードバックとは
前号に寄せられた社員のコメントは、レポートの意義を強調しています。
例えば「社員向けレポートがこのように発表されることで、多様な働き方の推進が進むことに期待が持たれる」など、実際のデータが多いことが評価されています。また、女性の管理職数が多いことが自信にも繋がっていると述べる声もありました。
今後の展望
パーソルグループは、DEIを重視した環境を整え、社員がキープレイヤーとして活躍できる場を提供しています。ジェンダーダイバーシティ推進に向けたモニタリングを強化し、具体的な進展を向かって日々努力しています。企業文化としての変化を促しながら、全従業員が活躍できるフレームワークを整えていくことが今後の課題です。
さらに、パーソルホールディングスは2030年までに100万人のより良い「はたらく機会」を創出することを目指し、多様なニーズに応えるサービスの拡充を進めています。アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」やスキマバイトアプリ「シェアフル」など新しい取り組みにも挑戦を続けています。
まとめ
パーソルホールディングスの「ジェンダーダイバーシティレポート」は、組織内での多様な働き方や育児参加を促進しつつ、より良い社会の実現を目指す重要なツールです。今回の発表により、同社のさらなる進展が期待されます。