ジョブカン青色申告に新機能「農業科目体系」登場
株式会社ジョブカン会計(東京都渋谷区)は、10月9日に、個人事業主向けのクラウド会計ソフト「ジョブカン青色申告」に新しく「農業科目体系」機能を追加したと発表しました。この新機能により、多数の個人事業主がより簡単に申告作業を行えるようになります。
開発の背景
近年、農業に従事する個人事業主から『ジョブカン青色申告』への農業関連の機能追加に関する要望が増加していました。これを受けて、株式会社ジョブカン会計は、農業所得に対応した決算書や内訳明細書の自動作成機能を実装しました。この新機能によって、これまで煩雑な仕訳や集計作業が大幅に効率化され、農業従事者にとって使いやすいツールとして進化しました。
利用可能な農業科目体系
新たに追加された農業科目体系は以下の通りです:
- - 農業
- - 農業/生産科目
- - 農業/生産科目+不動産科目
- - 農業/不動産科目
これにより、農業に関連する所得を持つ事業主は、自身のビジネスに最も適した科目体系を選択でき、より正確な申告が可能になります。
今後の機能展開
ジョブカン会計は、2026年1月を目処に、さらなる機能拡張を計画しています。具体的には、ジョブカン確定申告において農業所得の取り込みが可能になるほか、農業科目体系に基づいた消費税申告書の出力が可能になります。PDFやe-Taxへの対応も含まれるため、より使い勝手の良いシステムになることが期待されます。さらに、デスクトップ版「ジョブカンDesktopシリーズ」とのデータ連携も進められ、作業の効率化が図られる予定です。
ジョブカン青色申告の特徴
『ジョブカン青色申告』は、個人事業主専用の会計ソフトで、シリーズ累計導入実績はなんと27万人以上。WindowsおよびMac双方で利用可能で、様々なビジネススタイルに応じた柔軟性を持っています。「デスクトップ版会計ソフトの操作性をオンライン上で実現」というコンセプトの下、スムーズなデータ入力を実現しており、ユーザーにとって扱いやすさを追求しています。
会社概要
株式会社ジョブカン会計は、東京都渋谷区代々木に本社を構え、2002年に設立されました。代表取締役の宮川浩嗣氏のもと、Windowsアプリケーション開発やインターネットによる情報提供サービスの運営、Webアプリケーションの開発など多岐にわたる事業を展開しています。公式サイトは
こちらです。
新たに追加された農業科目体系は、今後の農業従事者のビジネスにとって大きな助けになることが期待されます。ジョブカン青色申告がもたらす未来が、さらに多くの個人事業主に広がることを願ってやみません。