日本初のSPC型不動産クラウドファンディング
旧相馬家住宅の保存と継承計画
株式会社LEVECHYが、重要文化財「旧相馬家住宅」の保存と利活用を目的としたプロジェクトを発表しました。この計画は、北海道函館市に位置する歴史的な建物を次の世代に繋ぐための新しい試みで、クラウドファンディングを通じて多くの支持を集めています。
本プロジェクトでは、現所有者との売買契約を締結し、バリューマネジメントとの協働で「旧相馬家住宅ホテル計画」を進行中です。この計画は、旧相馬家住宅を宿泊施設に改修し、函館市の観光業を持続可能にサポートすることを目指しています。
旧相馬家住宅について
旧相馬家住宅は、1907年の函館大火をきっかけに初代・相馬哲平氏によって建設されました。伝統的な和と洋のデザインが融合したこの建物は、北海道屈指の実業家が手掛けたもので、多くの技術者たちの手による意匠が魅力的です。特に、藩邸を利用した主座敷の書院造や、洋間のヴィクトリアン・スタイルが見どころです。
2018年には、国の重要文化財に指定され、函館市の景観と共に評価されています。観光地としても非常にアクセスが良く、函館湾を一望できる絶好のロケーションに位置しています。観光客にとっても貴重な文化体験の場となっています。
クラウドファンディングの概要
「LEVECHYファンド19号」として知られるこのクラウドファンディングは、2025年3月5日から募集開始となります。投資家は1万円から参画可能で、運用期間は5年間、目指す利回りは4%(年利・税引き前)とされています。このプロジェクトは、重要文化財を守りつつ宿泊施設として活用する新たな価値創造に向けた挑戦です。
特に注目すべきは、株式会社LEVECHYが設立したSPC(特別目的会社)による所有権の管理です。このSPCは文化財の保持と管理を目的としており、万が一LEVECHYが経済的に困難に直面した場合でも、重要文化財が失われる心配がありません。
また、クラウドファンディングの特典として、投資者には入館料の無料ペアチケット、応援者銘板への氏名記載、開業予定の新設ホテルの無料宿泊券などが用意されます。
文化財保存の重要性
このプロジェクトは、文化財保護に取り組むための重要なステップです。文化遺産は、次世代に継承すべき貴重な財産であり、その保存管理は地域の発展にも寄与します。バリューマネジメントは「文化を紡ぐ」を理念に掲げ、持続可能なまちづくりを目指しています。
LEVECHYでは、文化財の保存を目的としたクラウドファンディングを通じて、多くの人々が文化財に関わることのできる仕組みを提供しています。これにより、観光業の持続可能な成長も期待されており、SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与することを目指しています。
現在、函館市の地域資源を生かした文化財の保存と有効活用の模索が進められています。このプロジェクトが実現すれば、新たな観光名所として訪れる人々を魅了し、地域活性化にも寄与することでしょう。今後の進展に注目です。
この文化財保存プロジェクトに関する詳細な情報は、
LEVECHYの公式サイトでご確認ください。