エッセイ集『ミシンは触らないの』が重版決定
株式会社hayaokiが手がける「hayaoki books」から2025年9月に刊行された中前結花のエッセイ集『ミシンは触らないの』が、発売から一ヶ月も経たずに重版が決定しました。これにより、累計発行部数は1万部を超えることになります。この事実は、作品が多くの読者の心に響いていることの証です。
中前結花は、SNSでの口コミを経てデビュー作『好きよ、トウモロコシ。』で注目を集めました。このエッセイ集は、彼女にとって待望の第2作。テーマは「忘れられない言葉」で、不器用で悩みを抱える毎日の中で、心を支えてくれた言葉たちを14編のエッセイとして丁寧に紡いでいます。
心温まる言葉の数々
本作では、愛情や後悔、友情から学んだ力強いメッセージが伝えられています。出会った人からもらったラブレター、母の涙に添えられた言葉、友人の励ましが心の光となって浮かび上がる過去の記憶が描かれています。
読み進めるうちに、思わず自分自身の人生と重ね合わせてしまうようなシーンがどれも魅力的です。また、作中に漂うあたたかく柔らかいユーモアが、読者の感動を深めています。
エッセイ集には著名作家の山崎ナオコーラ氏からの推薦コメントも寄せられており、その幅広い魅力が伝わってきます。
イベントで作品を体感
開幕時にはお笑いトリオのパンサー向井慧氏を招いた対談イベントが2025年10月4日に青山ブックセンターで開催予定です。また、『ミシンは触らないの』の世界観を楽しめる展示「中前結花のことば展」も無料で行われ、2025年9月25日から10月13日までTEGAMISHA BOOKSTORE、10月24日から11月20日までMINOU BOOKS久留米にて開催されます。これに加えて、ラジオや全国紙など多彩なメディアでも取り上げられ、感動の輪が広がっていきます。
ブックデザインのこだわり
このエッセイ集の装丁を手掛けたのは、人気のブックデザイナー名久井直子氏で、その洗練されたデザインもまた話題のひとつです。読者は視覚的にも楽しめる一冊に仕上がっています。
著者の背景と未来
中前結花は兵庫県出身で、2010年の上京以降、さまざまなメディアにエッセイを執筆してきました。特に2017年に「ほぼ日」に掲載されたエッセイが注目を浴び、以降は糸井重里氏や著名人からの評価も受けてきました。フリーランスとして活動しながら、多様な働き方を経た彼女の文章は、心に響く強さと優しさに満ちています。
今後も彼女は、「強くてやさしい文章」を目指し、多くの読者に影響を与え続けることでしょう。エッセイ集『ミシンは触らないの』を通じて、彼女の描く言葉の深い意味を感じ取ってみてはいかがでしょうか。
書籍概要
- - タイトル:ミシンは触らないの
- - 著者:中前結花
- - 発売日:2025年9月25日
- - 判型:B6判、256ページ
- - 定価:1,870円(税込)
- - ISBN:978-4-910767-07-9
hayaoki booksの理念である「今日に、ひかりを」を体現したこの一冊は、読む人々の心に温かい光を与えてくれることでしょう。これからも彼女の活動に期待が寄せられます。