ピティナ特級セミファイナリスト決定のお知らせ
日本全国から集まる才能あふれる若手ピアニストたちが、毎年熱戦を繰り広げる「ピティナ・ピアノコンペティション」。その最高峰である特級のセミファイナリストが2024年度のアプローチを発表し、注目を集めています。全日本ピアノ指導者協会は、東京都豊島区に位置し、音楽教育の振興にも貢献しています。
ピティナの新たな試み
今年度も「オンライン聴衆賞」が開催され、視聴者が演奏家の評価に参加できる機会が提供されます。この新たな賞は、コンクールの民主化を目指す理念に基づいています。また、昨年の成果を受けて、クラウドファンディングによって集められた賞金が130名以上の参加者たちを支えています。
特級とは
「ピティナ・ピアノコンペティション」は、約30,000人の参加者を誇る世界最大級のピアノコンクールで、その中でも特級は特別な位置づけです。特級の出場者は、過去に国際コンクールでの活躍が注目されたピアニストたちで、今後の国際舞台でもその名を刻むことが期待されています。
2024年度には前年比126%の130名が挑戦し、二次予選を経て、セミファイナリストへの挑戦権を勝ち取った7名が誕生しました。これらのピアニストは、サントリーホールにおけるファイナルで指揮者・角田鋼亮と共演し、さらなる成長を目指します。
セミファイナリストの詳細
- - 津野 絢音 (東京音楽大学3年/東京都目黒区)
- - 山本 悠流 (東京藝術大学大学院 修士/神奈川県川崎市)
- - 大山 桃暖 (大阪音楽大学1年/大阪府堺市)
- - 塩﨑 基央 (東京音楽大学4年/群馬県)
- - 金﨑 瑞希 (東京音楽大学4年/福岡県北九州市)
- - 大西 愛華 (東京音楽大学大学院 修士1年/岡山県岡山市)
- - 南 杏佳 (ボストン音楽院 修了/大阪府堺市)
これらの参加者たちは、審査員によるグランプリや聴衆からの評価である聴衆賞を競います。賞金総額610万円が用意され、様々な称号に応じた褒賞が用意されているのです。
オンライン聴衆賞の仕組み
コロナ禍以降、オンライン視聴者の投票によって結果が決まる「オンライン聴衆賞」は、新しい時代のピアノコンクールの形として進化しています。視聴者は期間中に応援したいピアニストに投票でき、演奏の感想やエピソードを共有することも可能です。8月9日現在、4,300件以上の投票が集まっています。
このようにして、視聴者の感情が形となり、参加者たちに届けられるのです。現在も目標金額を達成したクラウドファンディングで、全国の音楽ファンからの支援を募っています。
ピアノ教育団体の活動
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は、17,000名の会員を抱え地域の音楽教育や文化振興に貢献しています。さまざまな音楽イベントやステージを展開し、音楽を通じて人間力の向上を目指しています。