物流人材の未来を拓くイベント 『Logizard x TNI WMS Experience 2025』
ロジザード株式会社は、タイの泰日工業大学(TNI)との共同企画、『Logizard x TNI WMS Experience 2025』を開催しました。このイベントは、物流分野における人材育成を促進することを目的としており、今年で第四回目を迎えます。これまでのアプリ開発コンテストから、実務体験型の競技へとスタイルを変えた点が大きな特徴です。
イベントの目的と新たな挑戦
今回の『Logizard x TNI WMS Experience 2025』は、ロジザードが提供するクラウドWMS「LogizardZERO」を用いて、学生たちが実際の倉庫業務を体験する機会を提供します。単なる競技や技術習得に留まらず、物流現場の実情やWMS(Warehouse Management System)の本質について深く知識を得てもらうことが狙いです。これにより、若い世代に物流の重要性を伝えるとともに、将来的な人材育成にも寄与することを目指しています。
物流に携わる学生たちの成長
ロジザードは日本国内でも秋田大学と連携し、物流改善に関する共同研究や授業を通じて、物流関連の人材育成を進めています。今回のイベントも、その一環として開催されました。タイにおけるこの実践的な体験を通じて、学生たちが物流業務に対する関心を高め、経済発展に貢献できる人材へと成長していくことが期待されています。
競技の内容と学生の反応
イベント当日は、参加した学生たちがクラウドWMS「LogizardZERO」とハンディターミナルを駆使し、入荷、ロケーション移動、ピッキング、出荷といった倉庫業務の流れを体験しました。競技の準備段階としては、HBAタイランドのスタッフによるトレーニングも設けられており、WMSの基本操作や物流の流れをしっかりと学びました。
使用された商品には、日本から取り寄せたお菓子が選ばれ、学生たちは日本語のパッケージに戸惑いながらも協力して作業を進めました。競技自体は対戦形式で行われ、評価基準は「正確性」、「スピード」、「チームワーク」の3つ。これにより、実務に即した流れや連携力の重要性が如実に問われました。
参加した学生からは、「実務を通じて物流の重要性を実感できた」、「チームで協力することの大切さを学んだ」といった感想が寄せられ、非常に有意義な経験となったことがうかがえます。
今後の展望
ロジザードは今後もこのような実体験を積ませる教育支援を続け、特に東南アジア地域での物流の理解促進に努めていく所存です。今回のイベントは、物流業務そのものをより身近に感じてもらうことで、次世代の物流人材を育てていくための礎となります。
詳細な情報については、ロジザード株式会社の公式コラムページで随時発信していますので、ぜひご覧ください。
ロジザード株式会社 コラムページ
泰日工業大学(Thai-Nichi Institute of Technology)について
泰日工業大学(TNI)は、2007年に設立された教育機関で、「学問を発展させ、産業の振興に寄与し、経済・社会に貢献する」を建学理念としています。特に自動車や電機・電子、ICTなどの分野に重点を置き、日本のものづくりを学ぶ学生を育成しています。優秀な人材を多く輩出しており、日系企業でも高い評価を得ています。
- - 所在地: タイ王国バンコク
- - 学長: ランサン・ラートナイサット
- - TNI公式サイト
ロジザード株式会社について
ロジザードはクラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーです。「物流×在庫×IT」の観点から、企業の倉庫業務の改善をサポートする「LogizardZERO」や、店舗管理の「LogizardZERO-STORE」などを提供。物流業務の最適化を実現しています。