北九州市、新しい公共施設予約システム「ラクリザ」を開始
2026年4月1日(水)より、福岡県北九州市で公共施設予約システム「ラクリザ」の運用が始まります。この新システムは、東京都に本社を置くウイングアーク1st株式会社と大阪のウイングアークNEX株式会社が共同開発したもので、北九州市の市民サービス向上を目的としています。
背景と目的
北九州市は、市民センターやスポーツ施設、文化施設と多様な公共施設を運営していますが、それぞれの施設で異なる予約方法や利用条件があり、複雑な運用が要求されていました。このような背景から、業務負荷軽減と市民サービスの向上を図るため、新たな予約システムの導入が求められていました。
ウイングアークは、北九州市と協力し、実証実験を通じて市民や施設管理者からの意見を集め、実際の運用に即した「ラクリザ」を開発しました。このシステムは、多様な施設の予約を容易にし、効率的な運営を実現します。
ラクリザの特徴
「ラクリザ」の主な特徴には、以下の点が挙げられます:
- - 多様な施設の予約対応: 体育館、グラウンド、市民会館、キャンプ場など、多種多様な施設の予約が可能です。
- - 柔軟な運用ルール: 施設ごとの予約審査、抽選や先着のルール、利用料金体系などにも対応できます。
- - キャッシュレス対応: 利用者は、キャッシュレス決済が可能で、利便性が向上します。
このシステムは、デジタル庁が公表する「デジタル地方創生モデル仕様書」にも準拠しており、将来的な制度変更や機能の拡張にも対応可能な基盤を備えています。
実証実験から本番運用へ
いよいよ4月1日から本番運用が始まります。この運用においては、実証実験で得た知見を反映し、操作性と運用負荷の軽減を重視した設計が施されています。
施設管理者は、ノーコードでの設定変更が可能となり、一般市民は直感的なユーザーインターフェイスを使用して、簡単に予約を行うことができます。
北九州市内の258の公共施設を対象に、段階的にこのシステムが展開される予定であり、市民の利便性と運営効率の両立を目指します。
今後の展望
「ラクリザ」の導入により、今後は予約データを活用した施設運営の高度化や機能拡張を視野に入れています。ウイングアークとNEXは、北九州市との連携協定に基づき、システム導入後も継続的なフィードバックを受け、さらなる改善に努めていく方針です。この取り組みを通じて、地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)の実現を目指します。
新しい公共施設予約システム「ラクリザ」の運用開始が地域の活性化を促進し、市民の生活を豊かにすることに期待が寄せられています。