所沢駅近のホテルが主催するアートコンペで新たな魅力発掘へ！

所沢の門出を祝う「所沢パークホテルルームクリエイティブコンペティション（RCC）」が、現在地域のクリエイターから作品を募集しています。この取り組みは、所沢に新たな魅力を発見し、多様な視点から表現することを目的としています。64人の幅広い層のクリエイターが参加し、個性豊かな作品が募集される中、応募者は自らが描く「ところざわ」をテーマにしたアートを創作します。

このコンペの特徴は、応募から審査までのプロセスがすべてオンラインで完結するところです。一次審査では、クリエイターが過去作品を撮影し、その画像と新作のコンセプトをオンラインで提出します。この新たな試みによって、所沢の文化や風景を基金にするアート作品が誕生し、客室に飾られるという形で地域に貢献することを目指しています。審査はデジタルデータにて行われ、近年のデジタルの発展を反映しています。

選考を通過したクリエイターは、7月15日までに新たな作品を提出し、二次審査を経てグランプリや褒賞を獲得するチャンスがあります。グランプリ受賞者には賞金10万円が授与され、さらに作品は客室内に飾られるほか、ロビーでの展示販売の機会も与えられるため、所沢の魅力を直接体験する宿泊者にも嬉しい体験を提供します。

「ところざわ」というテーマの元、クリエイターたちは武蔵野の豊かな自然や、狭山丘陵の景色、または街の賑わいや文化を表現します。このように、作品を通じて「所沢ってこんな街なんだ」と他者に伝えることができる機会は、訪れる人々にとっても新たな発見や感動を与えることでしょう。

所沢パークホテルは、1993年にオープンし、市民や観光客に愛されてきた場所です。現在、代表取締役を務める内川英敏氏は、地域色豊かなメニューを提供し、宿泊者に地元の魅力を堪能してもらうことに尽力しています。併設する飲食店では、所沢特産の肉汁うどんや地ビール、狭山茶を使用した緑茶ハイの飲み比べが楽しめるほか、朝食には地元の卵と老舗の醤油を使った卵かけご飯など、所沢ならではの味を提供しています。こうした地域に根ざした取り組みが、コンペ開催の背景となった決定的な要因ともなるでしょう。

内川氏が所沢をもっと多くの人に知ってもらいたいとの思いから立ち上がったアートコンペは、地元出身のクリエイターとのコラボレーションと共に進行しています。審査員には、名のある現代アートの作家やアート団体の代表が含まれており、それぞれが独自の視点で応募作品を評価します。彼らは、自由な発想はこの企画に不可欠であるとし、応募者に自身の思うところざわを思い存分に表現するよう求めています。

さらに、今回のアートコンペは所沢の観光資源を高めるための試みでもあり、地元の住民や訪問者が一緒になって地域を楽しむ機会を生み出しています。所沢に通勤するビジネスマン、観光で訪れる家族、地元の学生など、多様な人々が集う場所としての役割を担うパークホテルの新たな価値が期待されます。所沢の魅力を発信し、地域のアート活動を促進するこのコンペは、建物内に展示されるアートを通じて、来訪者に温かい思い出を提供することでしょう。所沢パークホテルは、地域の魅力を伝えながら、誰もがほっとできる空間を創り出すことを目指し続けます。