介護の未来を考える
2025-03-25 15:25:21

「超高齢社会の幸せな未来」を目指す新たな介護の形とは

「超高齢社会の幸せな未来」を目指す新たな介護の形



近年、超高齢社会の進展と共に、シニアの生活の質を向上させる施策が求められています。介護付きホームを運営する株式会社アズパートナーズと、シニア向けの多世代コミュニティサービスを提供する株式会社AgeWellJapanの両社が連携を図ることになりました。対談を通じて、彼らのビジョンや目指す方向性について深く掘り下げてみました。

介護とウェルビーイングの融合



AgeWellJapanのビジョン


対談の席で、AgeWellJapanの代表取締役社長、赤木円香氏は「挑戦と発見を通じてポジティブに歳を重ねる」社会の実現を目指していると語りました。彼女は、人生の最期まで日常に彩りがあり、前向きに生きられる環境を作りたいとの思いから「Age-Well」という考え方を提唱しています。この思いは、アズパートナーズが掲げる「シニアの望む暮らしの実現」とも非常に近いものであると彼女は言います。

アズパートナーズの取り組み


一方、アズパートナーズの代表取締役、植村健志氏は、自身が住宅産業での経験から、高齢者が豊かに暮らせる住まいへのこだわりを強調しました。彼は20年前にこの業界に足を踏み入れた際の経験を振り返り、「施設」という言葉が浸透していた時代に、親を「施設」に入れるという考えに疑問を持ち、「施設」という言葉を使用しない方針を徹底したと語ります。彼が目指すのは、家族や地域が「素敵な場所」と感じるような、シニアが自らの意思で暮らせる環境を提供することです。

DXと人材育成の重要性


デジタル技術による介護の推進


赤木氏は、言葉の使い方が人々の価値観や行動に影響を与えると述べ、アズパートナーズの「EGAO link」などデジタル技術を活用した介護推進に触れます。植村氏は、現場のスタッフが「輝く人生のための個別ケアは理想だけど、時間がない」という声を受け、DXを進めることを決意したと説明しました。

デジタル技術を活用することでスタッフに余裕が生まれ、利用者の要望に耳を傾け、適切な提案を行うことが可能になると強調しています。このように、業務の効率化を図ることで、より多くのシニアにとって希望する生活を実現できるようになります。

人材研修の重要性


赤木氏は、シニアの本音を引き出し、彼らの生活を豊かにする「Age-Well Designer」を育成するという人材研修の重要性についても言及しました。介護業界の需要が増え、シニアの顧客満足度向上や介護士のモチベーション向上にもつながっていると述べ、理想を見失いがちなスタッフが研修を通じて自らの使命を再認識する良い機会となっていることが伝わります。

ジェネレーションギャップの価値


若いスタッフとの交流


介護業界の平均年齢が46歳という中で、アズパートナーズのスタッフ平均年齢は28歳と若い世代が多いと植村氏は述べています。若いスタッフと高齢者の接点が新たな明るい雰囲気をもたらし、ホームの環境を向上させる要素になっていると共感し合います。世代間の交流が新たな発見につながり、良好なコミュニケーションを促すことが大切です。

共創による夢の実現


共同プランの展開


両社は、介護スタッフが入居者の夢をかなえる「夢をかなえるプロジェクト」を実施するなど、シニアの希望や夢を実現するための具体的な施策を考えています。「プレミアムな夢を実現する取り組み」など、新たな視点からの企画も挙がっており、今後の展望が楽しみです。

最後に


赤木氏と植村氏は、今後、連携を深めていくことで、より良い介護環境を実現していく意欲を感じていました。超高齢社会において、シニアの生活の質を向上させる取り組みが、これからも拡大していくことでしょう。両社の未来への期待が込められた対談は、幸せな超高齢社会の実現へ向けた大きな一歩となることでしょう。



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会社情報

会社名
株式会社AgeWellJapan
住所
東京都渋谷区渋谷1丁目15−12レイドアウト渋谷503
電話番号
03-4500-8359

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