植物性チーズの未来が広がる『QBB これもいいキッチン』
2025年の大阪・関西万博で注目が集まっているレストラン、『QBB これもいいキッチン』。ここでは、チーズ代替植物性食品を中心に、動物由来の原材料を一切使用せず、さまざまなメニューを提供しています。万博の来場者の多くが、動物性食品に敏感な現代の健康志向や、環境問題に対する意識の高まりを受けた結果、いわゆる「ヴィーガンフード」に興味を持ち、このお店を訪れるようになっています。実際に、商品提供数は20万食を超え、多くの来客を魅了しているのです。
常連客の声から見る魅力
このたび、店舗を訪れる常連客からの感想を集めました。アメリカ合衆国のパビリオンで働く常連客は、「ナスボロネーゼを大好き。栄養も取れて美味しい」と語ります。また、「万博の外にヴィーガンレストランがあれば大流行するだろう」と期待を寄せています。カタールパビリオンの常連客も同様に、「どれを食べてもおいしい」「特にカツ丼がおすすめ」と絶賛しました。これらの声は、植物性食品が日本の食文化においても受け入れられる可能性を示唆しています。
ヴィーガンフードへの期待
植物性チーズや食材の需要は、健康志向の高まりに伴い、今後ますます増えていくと考えられています。特に、ヴィーガンフードに対する関心が高まる中、日本国内ではヴィーガンレストランの数はまだまだ少数派。そのため、万博の外にも多くの人に親しまれるような、特別なメニューを提供するヴィーガンレストランの存在は、期待されているのです。
六甲バターの新たな挑戦
店舗を運営する六甲バター株式会社は、今回の万博での取り組みを通じて、ヴィーガンメニューが広く受け入れられる可能性を確認しました。特に、家庭用商品をはじめとしたさらなる普及を目指す動きが加速しています。
注目の新商品「Pシュレッド」
六甲バターは、2024年3月から家庭用チーズ代替植物性食品「Pシュレッド」を全国で販売する予定です。チェダーチーズの風味で、乳成分を含まないため、アレルギーを持つ方でも安心して楽しめる商品です。また、コレステロールを99%カットした健康志向の商品としても人気が見込まれています。
まとめ
『QBB これもいいキッチン』の成功は、ヴィーガン市場の可能性を再確認させ、より健康で環境に優しい食文化の普及を促進するきっかけとなるでしょう。万博を訪れた際には、ぜひ一度立ち寄り、その味を体験してみてはいかがでしょうか。植物性食品の新しい波が、未来の食卓を変えていくのかもしれません。