日本初のSDGsビジネスアワード、受賞企業を決定
最近、日本初のSDGsビジネスアワードが発表され、多くの企業がその名誉を手にしました。このアワードは、持続可能な開発目標(SDGs)をビジネスを通じて達成する優れた取り組みを評価するために設立されました。一般社団法人BoP Global Network Japanと金沢工業大学の平本研究室が協力して実施されたこの試みは、国内外から注目を集めています。
表彰式の開催
受賞企業が決定されるにあたり、2017年3月に発表されたノミネート企業に対して外部の有識者による選考が行われました。アワードの選考委員には、メディア関係者や大学教授、国際機関の専門家などが参加し、各社の取り組みを厳正に評価しました。このプロセスを経て大賞1社、部門賞4社が選出され、記念の表彰式が5月26日に東京の虎ノ門で開催されました。
受賞企業の発表
発表された受賞企業は以下の通りです。
- - 大賞:フロムファーイースト株式会社
- - エンゲージメント賞:Dari K株式会社
- - エコシステム賞:会宝産業株式会社
- - クロスボーダー賞:全日本空輸株式会社
- - スケールアウト賞:株式会社すららネット
受賞した企業には、ケーススタディをまとめた「SDGs Business Award case study Book 2017(仮題)」にその成果が掲載される権利が与えられるとのことです。この本は、日本だけではなく国際的な場でも広く配布され、各企業の取り組みを世界に発信することを目的としています。
パネルディスカッションを通じた情報共有
表彰式の中では、受賞企業の取り組みが紹介されるパネルディスカッションも行われました。これにより、各社の成功事例や今後の展望についての情報交換が行われ、参加者にとって大変貴重な機会となりました。司会を務めたのは、BoP Global Network Japan代表理事であり金沢工業大学の講師である平本督太郎氏でした。
SDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals)は、国連に加盟する193カ国が合意した17の持続可能な開発目標です。これらの目標は、貧困問題や気候変動など、全ての国が取り組む必要のある課題を解決するための指針となっています。日本企業もこの達成に向けて、ビジネスを通じた新しい取り組みが求められています。
BoP Global Network Japanの役割
BoP Global Network Japanは、スチュアート・ハート教授が設立した国際的なネットワークの日本拠点であり、SDGsビジネスを支援しネットワークの強化を目指しています。彼らは、日本企業の優れた取り組みを世界に向けて発信することに力を入れており、今後も多くの注目を集めることが予想されます。
今回のSDGsビジネスアワードを通じて、日本企業の持続可能な取り組みの重要性がますます広がっていくことを期待しています。