湘南の海にウミガメの故郷を取り戻す
2002年に設立されたNPO法人グリーンバード(理事長:福田圭祐)は、湘南の海をウミガメの故郷として再生するためのクラウドファンディングを2026年3月18日から開始しました。このプロジェクトは、私たちの海を守るために立ち上げられ、具体的には約100匹のアカウミガメの赤ちゃんが湘南・鵠沼海岸で産まれたことを受け、さらにウミガメを迎える環境づくりの必要性を訴えています。
ウミガメの驚くべき帰還
昨年8月、グリーンバードの辻堂チームが活動している湘南・鵠沼海岸に、約100匹のアカウミガメの赤ちゃんが誕生しました。このようにウミガメの産卵が湘南沿岸で確認されたのは、2015年の平塚海岸以来であり、鵠沼海岸では実に30年以上も前の出来事です。かつて訪れていたウミガメたちの姿は、長い間記録に残ることはありませんでしたが、こうして戻ってきたことは我々にとっての喜びであり、同時にその重要性を再認識させるものでもあります。
変化する湘南の海
湘南の海は、多くの人に愛される場所であり、サーフィンやファミリーの憩いの場として知られています。しかし、同時にその姿は徐々に変わりつつあり、強い夜の明かりや増加する海洋ごみは、海の静けさを脅かしています。ウミガメが安心して戻れる環境が整っていない現実を、私たちは受け止めなければなりません。
希望の象徴・回帰性
ウミガメの特性として「回帰性」があります。彼らは生まれた浜を記憶し、数十年後に再びその場所に戻ってくるのです。この事実は、私たちの海がまだ「終わっていない」ことを示唆しています。今回の出来事を「奇跡」で終わらせず、環境を整えることでウミガメの帰還を必然にする未来を共に目指していきましょう。
自然を守るプロジェクト:プラモデル「RePLAMO」
グリーンバードは2020年より、ビーチクリーンで回収した海洋プラスチックを新しい価値へとアップサイクルするプロジェクトを立ち上げました。このクラウドファンディングの返礼品に用意されている「RePLAMO」は、湘南で収集したプラスチックごみから作られたプラモデルです。自らの手で集めたごみが、ひと月後にはユニークなプラモデルとして形を変え、戻ってくるという体験が、このプロダクトに込められています。
具体的には、回収された海洋プラスチックは洗浄・粉砕され、ペレット状にした後、甲羅や手足などのパーツに分けられて作られます。この過程は、ものづくりの力で環境問題に対抗する姿勢を象徴しています。
クラウドファンディングの詳細
このクラウドファンディングは2026年3月18日から4月26日まで実施され、目標金額は800,000円。資金はビーチクリーン活動の運営費や「RePLAMO」の製作費、関連する映像制作費に使用されます。参加者には、特製カードやロクシタン製品も用意されています。
また、クラウドファンディングを支援した方限定のビーチクリーンイベントも開催され、湘南を拠点に活動するNPO法人ASOVIVARTの協力のもと、ウミガメのビオロボットの遊泳体験も行われる予定です。
私たちの未来のために、湘南をウミガメの楽園として再生するための一歩を共に踏み出しましょう。