PFUが選んだリース資産管理システム「multibook」の導入
株式会社PFUは、リコーグループに属しながら国内外で幅広いICT製品を提供する企業です。このたび、同社はマルチブックが提供するリース資産管理システムを採用しました。この決定は、業務の効率化とリスク管理の向上を目的としたものです。
採用の背景
PFUはこれまで、資産管理やCF(キャッシュフロー)調整のためにExcelを用いていましたが、IFRS(国際財務報告基準)への対応の必要性が高まる中、これに依存した業務フローには課題が多く存在しました。特に、Excelによる管理では、個々の担当者の作業に依存する部分が大きく、人的エラーや業務効率の低下が懸念されていました。そこで、この課題を解決するために、より効率的な管理を実現できるシステムの導入が急務とされました。
マルチブックの採用ポイント
PFUがマルチブックを選定した理由は数点あります。まず一つ目は、Excel管理からの脱却によって業務の効率化が図れるという点です。マルチブックは、リース資産管理のために設計されており、迅速な処理を実現します。
次に、短期間で導入が可能で、コストパフォーマンスも高いことが挙げられます。初期投資を抑えつつも必要な機能を網羅しているため、企業にとっては魅力的な選択肢となります。
さらに、将来的な拡張性も重要な要因でした。海外拠点の展開やリース会計基準の変更に柔軟に対応できる能力は、国際的に事業を展開するPFUにとって不可欠です。
今後の展望
今後、PFUはマルチブックの導入によってリース資産管理業務のさらなる効率化を図る計画です。特に、従来のExcelごとの複雑な管理からの移行を行うことで、業務の標準化や自動化を推進する方針です。このシステムを利用することで、連結決算に必要な修正仕訳や注記情報の生成を半自動化し、業務の進行を迅速化することが期待されています。
グローバルクラウドERP「multibook」とは
マルチブックは、導入の速さや処理速度に重点を置いたクラウド型のERPサービスです。12カ国語・多通貨対応により、多様なビジネスニーズに応えることができます。製造業、商社、サービス業に至るまで、さまざまな業種での導入実績があります。これにより、企業はシームレスに資産を管理し、国際的な拡張もスムーズに行えます。
企業の情報
PFUおよびマルチブックの両社は、それぞれ異なる分野で優れた成果を上げています。PFUは1960年に設立され、ハードウェアからソフトウェアまでを広範囲にわたって展開しています。一方、マルチブックは2000年に設立され、クラウド型サービスを中心にイノベーションを追求しています。両社の協業により、より強固なリース資産管理体制が築かれることでしょう。