メタバース授業の進化とは
最近、小学生向けのビジネススクール『I’m Boss』がさまざまな新機能を追加しました。これは、子供たちが主体性や課題解決力を楽しく学ぶための次世代学びの環境を整える試みです。特に注目すべきは、授業の環境をメタバースに変えるという革新的な取り組みです。
メタバースの導入で授業が変わる
これまでZOOMを利用して行われていた授業に加え、実際のアバターを作成して参加できるメタバースプラットフォーム「Spatial」を導入しました。これにより、生徒たちはよりゲーム感覚で授業に没入することができます。メタバース内では、生徒同士がアイデアを出し合うための書き込み機能も実装され、アウトプットがより容易に行える環境が実現しました。
Bossポイントでモチベーションを向上
『I’m Boss』がさらにユニークな点は、学習の成果に応じて報酬がもらえるポイントシステム「Bossポイント」です。このポイントは授業内での活躍度に基づいて生徒に付与され、マイアカウントに蓄積されていきます。生徒たちはこのポイントを利用して、自身の好きな商品をECサイト「Bossストア」で購入できるようになっています。これは、金銭感覚を養う上でも非常に貴重な体験となるでしょう。
幸福度を高める教育方針
『I’m Boss』が目指すのは、子供の主体性を育てることです。世界幸福度調査1位のフィンランドでは、教育現場で「なぜ?」を深掘りし、生徒を尊重する方針がとられています。日本の教育現場でもこのような主体性を育む教育が急務であり、『I’m Boss』はその一環として設計されています。子供たちが自分の頭で考える楽しさを感じられる場を提供し、次世代のリーダーを育成しています。
探究学習とマジック学習の2つのメソッド
『I’m Boss』では主に2つのメソッドが用いられています。1つ目の「探究学習」では、課題解決に向けて情報の収集や分析を行い、周囲との意見交換を促進します。これは企業の成功事例や失敗事例をもとに構築されたオリジナルメソッドです。
2つ目の「マジック学習」では、プロのマジシャンから指導を受けた技を発表することで、プレゼンテーション能力や表現力を養います。子供たちは、マジックを通じて人に魅せ、伝える力を育み、発表後には達成感を得られます。このように両メソッドを通して、自分で解決し、決断できる力を身につけることができます。
無料体験トライアルの実施中
現在『I’m Boss』では無料トライアルを実施中です。対象は小学1年生から6年生までで、プログラムは低学年と高学年に分かれています。授業は週に2回のペースで行われ、必要なものは通信機器(パソコン、タブレット、スマートフォン)とインターネット環境です。
公式サイト
この新しいビジネススクール『I’m Boss』は、メタバースを活用しながら子供たちの主体性を引き出す新たな学びの場を提供しています。子供たちが自分の将来を見据え、楽しみながら学べる環境作りは、今後の教育の在り方に大きな影響を与えるでしょう。