Opt Fit、AIカメラ監視サービスの新たな進展
今年、株式会社Opt Fitがフィットネスジム向けに提供しているAIカメラ監視サービス「GYM DX」が注目を集めています。特に、同社が導入したオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」により、月20万件にも及んでいたエラー通知を300件以下にまで削減したことが発表され、運営効率の大幅な向上に貢献していることが明らかになりました。
GYM DXの背景
Opt Fitは、持続可能な社会モデルを目指し、AIカメラを通じてフィットネスジムや介護施設に高付加価値の監視サービスを提供しています。特に「GYM DX」は、その導入から3年足らずで全国2,300のジムに28,000台以上のAIカメラが設置されるなど、急成長を遂げています。このサービスは、ジムが無人営業を行う際の事故やトラブルのリスクを軽減するために開発されました。
深夜や早朝に事故が多発する中、GYM DXは高性能な防犯カメラとAIを活用し、不測の事態をリアルタイムで報告することで、安全なジム運営を支援しています。
AIシステムの構築
Opt Fitは、エッジデバイスとAWSというパブリッククラウドを効果的に統合した新しいAIシステムを開発しました。このシステムは、エッジデバイスで行う第一段階のAI解析と、必要に応じてクラウドで行う第二段階のAI解析を組み合わせることで、映像データの異常検知精度を向上させています。
しかし、ケアのための監視体制を人手に依存している状況は2025年には1,000台のエッジデバイスを超えると考え、その限界が着目されるようになりました。
そこで、新たにオブザーバビリティツールの導入を検討した結果、New Relicの採用に踏み切りました。
New Relicのメリット
Opt Fitは、New Relicの導入に際し、他製品と比較検討し、コストのメリットが決め手となりました。New Relicはデバイス単位のコストが他社の5分の1から6分の1に抑えられるため、選ばれたのです。そして、2025年9月より本格的にこのプラットフォームを導入しました。
現在、Opt FitはNew Relicを活用し、エッジデバイスのリソース(CPU・メモリ・ディスク使用率)や、各店舗に設置されたカメラの映像ファイルの取得状況をリアルタイムで把握できるようになりました。この結果、ウエアハウスでのインシデント検出時間は、最大12時間から5分以下に、原因究明時間も1時間から10分以下にまで短縮されています。
さらに録画の不具合が生じた場合、クラウド側への自動切替機能を導入し、迅速に不具合の解消を図る仕組みも整えました。このようにして、月あたりのエラー通知件数は著しく減少し、顧客サポート向上にも寄与しています。
エンドユーザーへの価値
Opt FitのCTOである荒川準也氏は、「New Relicの最大の価値は、システムの安定稼働を通じた顧客サービスの品質向上にある」と述べており、顧客の満足度を高めるための施策を進めています。さらにNew RelicのCEOも、Opt Fitのミッションに貢献できることを大変光栄に感じているとコメントしています。
これからもOpt Fitは、AIカメラ監視サービスの進化を続け、持続可能な社会インフラの構築を目指していきます。ニューテクノロジーの導入により、今後どのような革新が期待できるのか、業界の動向に注目です。