四国の魅力再発見！コスプレ巡礼とWEBコミック『おまいりんぐ』の新展開

四国八十八箇所コスプレ巡礼『おまいりんぐ』がスタート！

愛媛県松山市に本社を置くオープンデザイン株式会社は、2023年8月から始めたWEBノベル企画『おまいりんぐ（Oh! My ring）』の新たな展開として、WEBコミックをリリースしました。この企画では、四国の八十八箇所の寺社や地域をテーマにしたストーリーが展開され、感謝や地域社会との繋がりを深く考えさせられる内容になっています。

物語の背景と構成

『おまいりんぐ』の本質は、「日常と非日常の交錯」をテーマにしています。物語は、日常の生活を送る主人公と、非日常的な存在であるヒロインが出会うことで始まり、二人は四国八十八箇所を巡る旅に出ることになります。この旅は単なる巡礼ではなく、出会った人々の優しさや自然の美しさに触れることで、主人公たちが心身ともに成長していく様子が描かれています。各寺社にはそれぞれのキャラクターも設定され、全90話から成る物語が展開される予定です。

コスプレ巡礼の実施

特に注目されるのは、208年10月8日に開始される「あゆみ」というキャラクターのコスプレ巡礼です。彼女は第一番霊場である「霊山寺」を起点に、実際に四国八十八ヶ寺を巡る予定です。このコスプレ巡礼は、若い世代を中心にした聖地巡礼の楽しみを広げることを目的としています。アニメの衣装をまとった巡礼者たちが、実在のロケーションでアニメの世界を体験する楽しさが期待されています。

スマートフォンアプリの導入

さらに、オープンデザインでは、現実の巡礼体験をオンラインで楽しむことができるスマートフォン用のWEBアプリを開発予定です。このアプリを利用することで、ユーザーはストーリーに基づいて「納札」を納めたり、納経を受け取ったりする体験ができます。このように、デジタル技術を活用した新しい巡礼の形が生まれようとしています。アプリは2023年度中にリリースされる予定です。

若者層へのアプローチ

『おまいりんぐ』は、特に10代から30代の若者をターゲットにしており、日常生活に不満や不安を抱える彼らに向けたメッセージを届けています。非日常への憧れを持つ若者たちが、このプロジェクトを通じて自らの成長を体験する機会を提供することを目指しています。同時に、地元の学生との連携を通じて、新しいクリエイティブな形での作品作りも推進されています。

四国八十八箇所巡りの意義

四国八十八箇所は、真言宗の開祖である空海（弘法大師）が巡拝した道筋を辿るもので、長い歴史の中で多くの人々に受け継がれています。この巡礼は、煩悩を除き、功徳を積むとされており、この神聖な旅を経験する「お遍路さん」と呼ばれる人々が存在します。参加者は、それぞれのお寺で様々な形のお参りを行い、心の平安を得ることができるのです。