Cranebio、シリーズBラウンドで資金調達を実施
Cranebio株式会社が、シリーズBラウンドで約3.9億円の資金調達を行った。今回の資金は、株式会社地域経済活性化支援機構や株式会社AGSコンサルティング、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社あきぎんキャピタルパートナーズといった複数のファンドからの投資によって実現した。これにより、Cranebioはフェムテック分野での製品開発だけでなく、独自のDNAオリガミ技術を利用した迅速検査キットの開発をさらに加速し、国内外の事業展開を本格化させていく方針だ。
Cranebioについて
Cranebioは「ヘルスケアをもっと簡単に、もっと身近に」というビジョンのもと、フェムテック製品や、DNAオリガミ技術を活かした遺伝子検査キットの開発を行うベンチャー企業である。これまでに病院や検査施設でしか行えなかった検査を、高精度かつ低価格の使い捨てキットで提供し、誰でも簡単に検査が可能になる製品开发を目指している。
特に注目されるのは、ユニ・チャーム株式会社と共同で開発した「ソフィ妊活タイミングをチェックできるおりものシート」。この製品は、女性が日常生活を送りながら妊活のタイミングを簡単に識別できる道具として高い評価を得ている。
さらに、DNAオリガミ技術を応用した迅速遺伝子検査キットは、蛍光装置や専門技師を必要とせず、スマートフォンを活用して感染症や細菌の検査ができる新たな概念のセルフ検査を実現している。この製品は医療分野だけでなく、環境や食品衛生など、さまざまな分野で即時の検査が求められている現場に応用可能性がある。
今後の展望
今後のCranebioの戦略として、フェムテック製品や遺伝子検査キットの開発を続け、利用者の健康意識の向上と行動変容を促進していく計画だ。また、次世代の検査インフラとして、「誰でも・どこでも・すぐに使える」セルフ検査エコシステムの構築を目指しており、医療、環境、食品業界との連携も重視した取り組みを進めていく。
会社概要
- - 社名:Cranebio株式会社
- - 所在地:東京都千代田区外神田2-13-4 千代田ビル
- - 代表者:山本大輔
- - 設立:2021年4月5日
- - 従業員数:11名
- - 公式サイト:Cranebio公式
- - 事業内容:フェムテック製品の開発、DNAオリガミを用いた迅速検査キットの開発