幻の名香「蘭奢待」とは
「蘭奢待(らんじゃたい)」は、奈良・東大寺の正倉院に収められている特別な香木で、その香りは古の戦国時代から今日に至るまで特別な存在とされています。織田信長や足利義政、明治天皇など、名高い歴史的人物に愛されてきたこの香木は、「蘭奢待を持つ者は天下を取る」とも言われ、その影響力は計り知れません。この香木の長さは約156cm、重さは11.6kgにもなり、皇室の財産として厳重に管理されているため、一般の人々がその香りを体験する機会はほとんどありません。まさに「香りの文化財」とも言えるでしょう。
Cavtoによる現代の香水としての再構築
フレグランスブランドCavto(カブト)は、この歴史的な香木の香りを今日の生活様式に合わせて再考しました。Cavtoの【戦国の香り】蘭奢待 オードパルファンは、天然香料を用いて香りを創り出し、日常で使用しやすいユニセックスな香水へと仕立てられました。その香りは8〜10時間続く深い余韻が特徴で、これまでにない魅力を放っています。初回生産は250本のみと希少で、公式オンラインストアにて購入可能です。
蘭奢待の歴史とlegend
香木「蘭奢待」に隠された意味も非常に興味深いもので、名称の中には「東大寺」の漢字が含まれており、名付けの際の格式が伺えます。足利義政は、この香木の一部を切り取り、香りを楽しんだ最初の人物とされています。織田信長も1574年に朝廷からの許可を得てこの香木を用い、茶会の際に焚香を行った記録も残っています。このように、600年以上の時を経てもなおその香りが残っていたことから、蘭奢待の芳香は特別であるとされてきました。
複雑な香調設計
【戦国の香り】蘭奢待 オードパルファンの香りは、CavtoのCEO兼クリエイティブディレクターである木村梨々華が、歴史的な資料や香木に関する文献に基づいて香調を設計しました。この香水は、古の香道の特徴を受け継ぎつつ、「甘・辛・酸・苦・塩味」を全て含むと言われる複雑な香りを天然香料を用いて表現しています。具体的には、以下のような香調が組み合わさっています。
香調構成
スパイシーで引き締まった印象を与え、蘭奢待がシルクロードを渡ってきた歴史ともリンクしています。
優雅な花の香りが広がり、「蘭」の文字に込められた上品さを表現しています。
- - ベースノート: ウード(沈香)、アンバー、バニラ
沈香の深さを現代風に再構築した香りが、8〜10時間続く深い余韻を纏います。
製品情報
- - 商品名: 【戦国の香り】蘭奢待 オードパルファン 50ml
- - 容量・価格: 50ml / 税込7,800円(送料無料)
- - 発売日: 発売中(初回生産250本)
- - 購入方法: Cavto公式オンラインストア→ 蘭奢待|特設ページ
代表の想い
「歴史に刻まれた香りを、ただ復元するだけでなく、現代に生きる私たちの感性に合う形で仕立て直しました。この香りが持つ記憶と余韻が、日常生活の中に溶け込み、心を整え、満たしてくれるような存在になればと思っています。」
— Cavto CEO & Creative Director 木村梨々華
会社概要
- - 社名: 合同会社Cavto(カブト)
- - 所在地: 神奈川県(オンライン専業)
- - 事業内容: フレグランス・BGMの企画、監修、製造、販売
- - 設立: 2023年8月3日
- - 代表者: 木村梨々華(CEO & Creative Director)
企業説明
Cavtoは「品質を纏う、美しさに生きる」を掲げ、歴史や文化、科学を融合させたフレグランスと音楽を展開しています。現代のライフスタイルに新たな五感体験を提供します。
公式サイト
https://cavto.jp
お問い合わせ
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