地域特性とこころの健康
2025-06-27 12:43:46

地域特性がこころの健康に与える影響とその実態調査

地域特性とメンタルヘルスの関連性



一般社団法人徳志会では、地域の特性が人々のこころの健康に与える影響を分析するため、全国の社会人を対象に調査を実施しました。特に、地域の気候条件がうつ病の発症にどのように関連しているのかを探ることが目的でした。この調査は、2025年の6月1日から20日まで行われ、400人の有効回答が得られました。

日照時間が短い地域の影響



調査結果の一つとして、雪がよく降る地域、特に青森、秋田、山形、新潟などの地域の12月から2月までの日照時間が全国平均の半分程度であることが明らかになりました。 健康的な精神状態を維持するためには、定期的な日光浴が不可欠であり、日照時間が不足すると体内のホルモンバランスが崩れ、抑うつ症状が出やすくなると言われています。特に、メラトニンやセロトニンといったホルモンは、日照時間に大きく影響されます。

うつ病発症リスクに地域差



調査の結果、うつ病を経験した人々の割合を地域別に見ると、東北や北陸などの冬場に日照時間が短い地域において、そのリスクが他の地域と比較して約1.5倍も高いことがわかりました。

症状の実態



さらに、予備調査では、東北や北陸に住むうつ病経験者からは過眠や過食といった症状が特に多く報告されました。また、うつ病を経験した人々の中で、日常的に日光を浴びる時間が短いことも確認され、その傾向がうつ病の発症と関連している可能性が示唆されました。

うつ症状の持続時間



うつ病経験者の約70%が、うつ症状が1ヶ月以上続いたとの結果も見られました。ここからは、うつ病が発症してしまうと、回復までに長い期間が必要となることが分かります。特に冬の季節、日照時間が少ない地域に住む人々は、日常的に散歩や外出を心がけることが重要です。

心の健康を守るために



うつ病やその他の精神的な不調を抱えている方々は、早目の介入が重要です。心療内科や精神科クリニックでのカウンセリングを通じて、メンタルヘルスの状態を確認し、適切なサポートを受けることが推奨されます。特に、強いストレスや気分の落ち込みを感じている方は、迷わず専門医に相談しましょう。

徳志会の取り組み



徳志会では、新宿心療内科や横浜心療内科、柏心療内科を運営しており、地域に根ざした精神医療を提供しています。サービス利用を希望される方は、各クリニックにアクセスし、必要なサポートを受けることができます。また、新しい仲間を募集中で、医療現場の見学会も行っておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。

終わりに



地域特性がこころの健康に大きな影響を与えることを考えると、自分自身のメンタルヘルスに対する意識を高めることが重要です。日照時間が少ない環境に住む方々は、日常的に外に出て、できるだけ日の光を浴びることを心がけましょう。それが、自分自身のこころの健康を守る第一歩となります。


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