持続可能な未来に向けた第一歩
株式会社両備エネシスが、6月25日に日本初となるカーボンオフセットLPGの供給を開始しました。この供給を受けるのは、岡山県農商で、両備エネシスが手掛けたこの取り組みは、環境配慮型のエネルギー供給体系を構築する重要なステップです。
カーボンオフセットLPGとは?
カーボンオフセットLPGは、LPGの供給過程で発生する温室効果ガスを、認証を受けた環境保全プロジェクトから得られるカーボンクレジットで相殺する仕組みです。これにより、実質的にCO2排出をゼロに近づけることが可能になります。
両備エネシスでは、アストモスエネルギー株式会社と提携し、この新しい形態のLPGを供給しています。これにより、お客様には環境にやさしいエネルギーを提供することができるのです。
岡山県農商とのパートナーシップ
両備エネシスが初めてカーボンオフセットLPGを供給するのは、有限会社岡山県農商です。年間約19トンの供給を予定しており、これにより約63トンのCO2オフセットが見込まれています。このような取り組みは、岡山県内での脱炭素社会の実現に向けた新たな道を開くことになります。
岡山県農商の代表取締役、廣瀬樹里氏は、「両備エネシスの提案により、トマトハウスの加温にカーボンオフセットLPGを導入することになりました。この取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に貢献していく所存です。」と語っています。
脱炭素社会への貢献
両備エネシスは、これまでも小水力発電事業を通じて再生可能エネルギーの普及に努めてきました。カーボンオフセットLPGの供給業務を通じて、今後も環境への配慮を重視し、持続可能な社会の実現に向けていっそう力を入れていく方針です。両備エネシスのCOO藤原寛治氏は、「岡山県農商様へのカーボンオフセットLPG供給を誇りに思います。このようなサステナブルな取り組みが、地方創生や環境保護に寄与することを願っています。」とコメントしています。
会社概要
両備エネシスは、岡山県岡山市中区に本社を置き、石油製品やガス器具の販売、再生可能エネルギーの推進など幅広い事業を展開しています。現在の経営理念「忠恕真心からの思いやり」と、「地方創生とサスティナブルな社会の実現への貢献」というミッションをもとに、地域貢献にも取り組んでいます。
このように、新しいカーボンオフセットLPGの供給は、環境への配慮だけでなく、地域社会との共存を目指す両備エネシスの挑戦でもあります。今後の動きにも注目が集まります。