自動車の未来を語る、中産連と愛知県自動車産業フォーラム
2021年3月に開催された「中産連×愛知県自動車産業フォーラム」は、オンラインで行われ、自動車業界の専門家が一堂に会しました。本イベントは、自動車技術や産業施策の現状を把握し、未来の自動車産業が抱える課題や展望を語る貴重な機会となりました。
プログラム概要
このフォーラムは二部構成で行われました。第一部では、自動車技術の潮流や愛知県における産業施策に関する講演があり、参加者は自動車の最新の動向を理解することができました。
第1部の内容
- - 自動車産業の潮流:公益社団法人自動車技術会の嶋田副委員長が登壇し、自動車業界における最新のトレンドを解説しました。
- - 愛知県の自動車産業施策:愛知県の産業振興課の相澤班長が、地域の自動車産業育成への施策を紹介しました。
- - 自動運転社会の実現:NTTドコモの長谷川氏が、自動運転技術の進展とそれに伴う課題について詳しく説明しました。
- - 生産技術革新:日産自動車の南部氏が、ものづくりの未来を見据えた生産技術の進化について語りました。
- - 電動化社会のニーズ:三菱自動車の百瀬氏が、EV化が進む中で求められる技術的ニーズについて議論しました。
- - ZEV社会の実現に向けて:トヨタ自動車の豊島副本部長が、電動自動車やFCV普及に向けた取り組みを発表しました。
第2部の内容
続いての第二部では、新しいモビリティ社会を築くための様々な取り組みが紹介されました。
- - デンソーの革新:同社の梶岡室長が、コネクティッドカーの進化とモビリティエレクトロニクスの未来を考察しました。
- - 次世代コックピットシステム:コンチネンタルの滕氏が、未来のインテリアデザインの展望を語りました。
- - エンジン革命:マツダの高松部長が、サステイナブル社会実現のためのエンジン技術について提案しました。
- - 愛知製鋼とEV:愛知製鋼の御手洗氏が、EV化に向けた同社の具体的な取り組みを紹介しました。
- - HONDAの電動化技術:本田技研の荒井部長が、カーボンフリー社会への挑戦を発表しました。
フォーラム参加方法と費用
このオンラインフォーラムは、録画配信で参加者は都合の良い時間に視聴可能でした。参加費は、第1部と第2部を通しで申し込むと45,000円で、1人目の参加者に対して特典もありました。特に、中産連会員には優遇された料金が提供され、二人目以降は半額で参加可能でした。
団体概要
主催するのは一般社団法人中部産業連盟で、名古屋市を拠点に1946年に設立されました。コンサルティングや研修事業を行っており、中産業界の発展を支援しています。参加者は、業務に役立つ情報や知識を得ることができる、貴重な機会となったことが評価されています。
このフォーラムは、日本の自動車産業の未来を見つめる重要なイベントであり、技術の進化がどのように社会に影響を与えるかを考える良い機会でした。