台湾スタートアップが大阪に集結! DXの可能性を探るイベントが盛況に
2024年7月2日~3日にかけて大阪で開催された「2024 Navigating DX Opportunities of World Expo Osaka」は、台湾の国家発展委員会(NDC)が後援するStartup Island TAIWANが主催したイベントです。
このイベントには、台湾のスマート製造・スマートシティ、ヘルスケア領域のスタートアップ企業約30社と、日本の企業約50社が参加しました。2回目となる今回は、台湾の革新的な技術やサービスを日本の企業に紹介し、ビジネスチャンスを探る場となりました。
イベントは、台湾のスタートアップ企業によるピッチセッション、交流会、ビジネスマッチングなど、多様なプログラムで構成されました。
イベント内容
1日目:Taiwan Tech Solution Day
台湾スタートアップ企業によるピッチセッション
スマート製造・スマートシティ分野の企業約20社、ヘルスケア分野の企業9社が、それぞれの技術やサービスを6分間でプレゼンテーションしました。
2日目:Business Matchmaking with IBPC
大阪国際経済振興センター(IBPC)とのビジネスマッチング
台湾スタートアップ企業がIBPCの専門家と個別相談を行い、日本市場への進出戦略などを話し合いました。
2日目:OSAKA SPRINGBOARD (Taiwanese Startup Solution Demo)
大阪産業局主催のイベントで、台湾のスタートアップ企業が日本の企業に向けて、自社の技術やサービスを紹介しました。
特に、ヘルスケア分野のスタートアップ企業が注目を集め、活発な交流が行われました。
台湾スタートアップと日本の企業が協力してDXを推進
今回のイベントは、台湾と日本の企業が協力してDXを推進していくための重要な一歩となりました。
台湾のスタートアップ企業は、革新的な技術やサービスを持つ一方、日本市場への進出には、言語や文化、ビジネス慣習などの課題があります。
日本の企業は、台湾のスタートアップ企業から新しい技術やアイデアを学び、自社のビジネスモデルを革新する機会を得ることができます。
イベントを通して生まれたビジネスチャンス
イベントを通して、すでにいくつかの台湾スタートアップ企業が日本の企業との協業に成功しています。
例えば、AIビデオ編集サービスを提供するGliaCloudは、関西地域でのサービス導入が決まりました。
今後の展望
Startup Island TAIWANは、今後も台湾と日本の企業をつなぐイベントを開催し、両国の協力関係を強化していく予定です。
また、大阪万博を機に、東南アジアなど世界各地との技術交流の機会を増やし、国際的なビジネスパートナーを構築していく計画です。
Startup Island TAIWANとは
Startup Island TAIWANは、台湾の国家発展委員会が支援する組織です。
台湾のスタートアップ企業がグローバルに活躍する機会を提供し、世界中のスタートアップ企業が台湾をイノベーションと起業の目的地とすることを目指しています。
まとめ
「2024 Navigating DX Opportunities of World Expo Osaka」は、台湾のスタートアップ企業が日本の企業とのビジネスチャンスを探る貴重な機会となりました。
このイベントを通して、台湾と日本の企業が協力してDXを推進していくための新たな可能性が生まれました。