労災防止の新対策！熱中症予防チェックボット登場

株式会社L is B（エルイズビー）は、急増する熱中症による労働災害を防ぐために、現場向けビジネスチャット「direct（ダイレクト）」と連動した「熱中症予防チェックボット」を新たに発表しました。このツールは、建設や物流、製造などで働く人々の健康管理をサポートし、労災のリスクを軽減することを目的としています。

背景には気候変動と法的義務

近年の気候変動による異常気象は、特に夏季の気温上昇をもたらし、屋外で働く労働者にとって厳しい環境を生み出しています。総務省消防庁のデータによると、2024年6月から9月の熱中症による救急搬送者数は、調査開始以来初めて10万人に達し、65歳未満では約30％が仕事中に発症しているという深刻な状況です。そのため、企業に対する熱中症対策の義務化が2025年6月から開始され、これに違反すると罰則が科される可能性があります。

このような背景から、L is Bは労働者の健康を維持するための具体的な手段として「熱中症予防チェックボット」を開発しました。

チェックボットの特徴

「熱中症予防チェックボット」の使い方は非常にシンプルです。ボットは始業前の朝礼、10時、昼休憩、15時、終業時に自動で熱中症に関する質問を従業員に送信します。従業員は画面上のボタンをタップするか、該当する体調不良の番号を入力するだけで、簡単に健康状態を報告できます。このシステムは、従業員の健康チェックの漏れを防ぎ、労働環境の安全を確保します。回答結果は自動的にExcelファイルに出力され、管理者は簡単に体調一覧を確認できます。

プライスと導入

「熱中症予防チェックボット」の利用料金は、1組織あたり10,000円（税別）/月です。利用を希望する企業は、まず「direct」の契約を行う必要があります。公式サービスページはこちら。

現場向けビジネスチャット「direct」とは

L is Bが提供するビジネスチャット「direct」は、単なるメッセージのやり取りだけでなく、現場での迅速な情報共有を促進するためのツールです。導入企業は5,500社を超え、建設や製造、金融など多岐にわたる業種で採用されています。現場で撮影した写真や図面ファイルも共有できる機能を持ち、緊急時には迅速な連絡手段としても広く使用されています。

株式会社L is Bについて

株式会社L is Bは、2010年に設立され、現場の業務改善とデジタル化を支援する企業です。顧客のニーズに真摯に向き合い、さまざまな業務ソリューションを提供しています。具体的なサービスには、ビジネスチャット「direct」、自動学習型FAQチャットボット「AI-FAQボット」、長時間労働是正支援ソリューションなどがあります。