アミノアップと北海道情報大学のクリエイティブ・ミートアップ
2025年3月25日、札幌市のアミノアップ本社にて、北海道情報大学の学生たちによる「クリエイティブ・ミートアップ」の最終発表が行われました。このプロジェクトは、札幌商工会議所ものづくり工業部会のもと、企業が抱えるデジタルやデザインの課題に対して学生が解決策を提案する取り組みです。
プロジェクトの詳細
- - 名称: クリエイティブ・ミートアップ
- - 日程: 2024年6月〜2025年3月
- - 主催: 北海道情報大学、札幌商工会議所ものづくり工業部会
- - 参加学生: 北海道情報大学 情報メディア学部 近澤研究室の3年生
このプログラムに参加したアミノアップは、原料メーカーとして一般消費者との接点が少なく、その結果としてブランドの認知が低いことが課題となっていました。学生たちはこの企業の認知を向上させるために、SNSを用いた戦略を提案することを目指しました。
学生たちの調査と分析
学生たちは、フィールドワークを通じて企業の現状を把握し、国際学会でのステークホルダー観察やヒアリングを実施しました。また、広報論やマーケティング分析、事例研究を通じてアミノアップのブランド価値を伝えるための施策を検討しました。特に国際学会でのリサーチからは、多様化するブランドイメージを消費者に伝えるための新たな視点を得ることができました。
SNS戦略の提案
発表の中で、学生たちはアミノアップの「研究」「自然」「環境」「芸術」といった多様な活動をひとつにまとめて、SNSを活用した情報発信の戦略を提案しました。具体的には、以下の内容が挙げられました:
1.
ターゲット別の情報発信
消費者の興味に応じたコンテンツを展開し、関心を引きます。
2.
コンテスト形式のSNSイベント
消費者との双方向コミュニケーションを促進し、ブランドの魅力を可視化する企画を考えました。
北海道情報大学の3年生である種岡さんは、「アミノアップの魅力を実際に見て感じ、これをもっと多くの人に発信するべきだと思いました」と述べ、全体のプロジェクトの意義を強調しました。
同じく3年生の鈴木さんも、「様々な活動を一つにまとめることで、アミノアップの個性を伝えることができる」と語り、自身のアイデアが受け入れられたことを喜びました。
企業側の反応
アミノアップの代表取締役社長、北舘さんは、「限られた期間の中で、的確な分析と具体的な提案を行ってくれたことに感謝しています」とコメントしました。また、広報担当の藤堂さんも「実施を検討したい提案がありました」と今後の展開に期待を寄せました。
今後の展望
アミノアップは、今後も学生との交流を大切にし、教育と企業活動を融合させることで新たな価値を創出していく方針です。このように、産学連携が新たなビジョンを育む場として機能することは、今後の企業成長にとって重要な要素となるでしょう。
会社情報
- - 商号: 株式会社アミノアップ
- - 所在地: 北海道札幌市清田区真栄363番地32
- - 設立年: 1984年
- - 事業内容: 機能性食品・サプリメント原料及び植物活力資材の自社開発・製造・販売
- - 資本金: 3億6900万円
このように、北海道での活動が風に乗り、アミノアップが次なるステップへ進む姿が今後も期待されます。