外国人労働者のエンゲージメント向上を目指す新サービス
株式会社ミツカリは、2024年12月17日より外国人労働者を対象とした「ミツカリエンゲージメント」エンゲージメントサーベイを開始します。このサービスでは、英語、中国語(簡体字)、ベトナム語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、ネパール語、ミャンマー語の8言語に対応し、合計9ヶ国語での実施が可能になります。これにより、多くの外国人労働者が自国の言語でサーベイを受けられる総合的な支援が図れます。
多国籍労働力の増加とそのニーズ
近年、日本国内における外国人労働者の数が劇的に増加しています。厚生労働省の最新の統計によれば、2024年10月時点で204万人を超える外国人労働者が存在し、これは前年比12.4%の増加にあたります。また、外国人を雇用している事業所も31万を超え、国内の人手不足を補う重要な要素となっています。その中でも、ベトナム、中国、フィリピンの国籍を持つ労働者が多くを占めています。これらの背景から、8カ国語に対応したエンゲージメントサーベイは、外国人労働者の71%以上が母国語で利用できる大きな進展を意味します。
エンゲージメントサーベイの概要
「ミツカリエンゲージメント」は、従業員のエンゲージメントと満足度を測る簡便なサーベイを提供します。このサーベイは約1分で完了し、厚生労働省の提唱する「ワーク・エンゲージメント」概念や、組織心理学に基づく「Job Satisfaction Survey理論」を採用しています。この仕組みにより、企業は迅速に従業員の状態を把握し、必要な支援を行うことができます。
ミツカリの特長
ミツカリは、適性検査とエンゲージメントサーベイを融合させて、個々の性格や相性を理解するHR Techサービスです。従業員に提供される10分程度の適性検査により、個々の特性が明らかになり、企業と労働者のマッチングを最適化します。この手法は、単なる合う・合わないではなく、具体的にどの点で違いがあるかを明示し、効果的なコミュニケーションを促進します。
ミツカリエンゲージメントの1分間サーベイによって、従業員の活力や職場でのパフォーマンスが引き出される基盤を形成します。これにより、エンゲージメントが低い原因を人と組織の関係性から探ることが可能となり、より具体的な改善策を提案できるのです。
市場での導入状況
2024年12月時点で、ミツカリのサービスは5,000社以上の企業に導入されています。大企業からベンチャー、学校、医療機関などさまざまな業種にわたる企業がこのHR Techを導入し、外国人労働者を含む多様な職場環境のエンゲージメント向上に寄与しています。
最後に
株式会社ミツカリは、今後も多様な労働者を支援し、エンゲージメント向上に貢献するためのサービスを拡充していく方針です。特に外国人労働者に対するサポートが強化されることで、今後の日本の労働市場における重要な役割を果たすことでしょう。