新しいカフェと美術館
2023-02-22 12:00:02
北斎館内に新しいアートギャラリーとカフェ『ガラリ』がオープン!
新しいアートと味覚の拠点『ガラリ』
長野県小布施町に位置する北斎館は、2023年4月1日に新たな店舗『ガラリ』をオープンしました。この新設の2階建て店舗は、アートギャラリーとカフェを融合させた、まったく新しい形の空間として、地域の文化と美を体験する場を提供します。
ガラリの魅力
1階:ガラリ Café
1階には「ガラリ Café」があり、小布施町の地元企業「KUTEN。fruit&cake」がプロデュースを手がけています。このカフェでは、観光で訪れる人々が気軽に楽しめるメニューを提供。特に地元の新鮮な野菜や果物を使用したタルトレットやキッシュなどが揃い、手のひらサイズのタルトレットや、地域のジャージー牛乳を使ったソフトクリームが特に人気です。
観光客だけでなく、地元の方々にとってもタイムリーなお土産となる逸品が揃っており、誰もが満足できる内容になっています。
2階:ガラリ Showcase
カフェの上、2階には現代アートを展示・販売する「ガラリ Showcase」が位置しています。ここでは、江戸時代の偉大なアーティスト、葛飾北斎に焦点を当てた展示が続いている北斎館の新たな試みとして、現代のアーティストにスポットを当てた作品が紹介されています。特に、「小布施×現代の匠」や「北斎×現代の匠」というテーマで、現代にアレンジされた北斎の作品や新しいアーセン作品が観覧できます。
このギャラリーは、年間100万人とも称される小布施の観光客に新たな文化的交流の場を提供し、彼らに驚きや感動を与えることを目指しています。訪れた観客が、地域のアーティストの作品に触れることで、小布施の文化に対する理解を深めてもらいます。
ガラリの誕生背景
『ガラリ』の立ち上げは、実は新型コロナウイルスの影響によるものでした。北斎館もまた、入館者数が減少する中で新たなビジョンを模索する必要がありました。2021年には団体観光から個人での訪問へのシフトが顕著となり、その流れの中で理事長の市村次夫氏が新事業を考えるプロジェクトを立ち上げました。老朽化が進んだ北斎館の外部施設を改修し、新しくカフェとアートギャラリーを含む『ガラリ』を設立するに至ったのです。
計画が進む中、経産省の事業再構築補助金の支援も受け、2022年には既存の施設の解体工事が始まり、新しい店舗が完成しました。
ガラリの名称の由来
名前の「ガラリ」は「扉を開ける音」が意味され、新しい風が入ってくる、そして、現状が新たな良い方向に向かうという願いが込められています。また、ロゴには北斎がデザインした着物の柄が用いられており、北斎のアートの広がりを象徴しています。
まとめ
新たにオープンした『ガラリ』は、小布施の文化とアートを身近に感じることができる貴重な空間として、多くの人々に愛されることでしょう。この場所は、地元の人々や観光客にとって、新しいアートとの出会いと共に、心温まる体験を提供し続けることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般財団法人北斎館
- 住所
- 長野県上高井郡小布施町小布施485
- 電話番号
-
026-247-5206