児童虐待解決へ向け、AiCANが2.15億円を調達!
「すべての子どもたちが安全な世界に変える」というビジョンを掲げる株式会社AiCANは、ANRI株式会社、HIRAC FUND(運営:マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社)、一般社団法人社会変革推進財団、株式会社talikiを引受先とした第三者割当増資により、総額2.15億円の資金調達を実施しました。今回の調達により、累計資金調達額は約3.9億円となりました。
AiCANは、児童相談所をはじめとする児童福祉現場への伴走型業務支援サービスを提供しています。深刻化する児童虐待問題に対し、自治体のDX化を通して課題解決を目指しています。
現場の課題解決を支援する「AiCANサービス」
近年、児童虐待の相談件数は増加傾向にあり、現場は職員不足や高度な対応の難しさに直面しています。AiCANは、現場の経験知と最新のテクノロジーを融合し、自治体の児童相談所や子育て支援課、母子保健課などをサポートするサービスを開発・提供しています。
主力サービスである「AiCANサービス」は、業務をデジタル化するSaaSアプリと、データ分析に基づく提案や研修を行う活用支援をセットで提供するものです。自治体ごとの課題解決を伴走することで、職員の負担軽減や人材育成に貢献しています。
資金調達の目的と今後の展望
今回の資金調達により、AiCANはサービスの改善・拡充、採用拡大による開発体制・営業体制の強化を進めていきます。2023年には全国6自治体で実証実験を行い、その成果を踏まえ、今年度より複数の自治体で本導入が予定されています。今後、さらに導入地域を拡大していく計画です。
投資家からの期待
今回の資金調達には、ANRI株式会社、HIRAC FUND、一般社団法人社会変革推進財団、株式会社talikiなど、社会課題解決に取り組む企業や団体が参加しました。各投資家は、AiCANの社会的意義の高さ、SaaS企業としての成長性、そして児童虐待問題の解決に向けた取り組みを高く評価しています。
社会課題解決への貢献
AiCANは、児童虐待問題という深刻な社会課題に対し、現場のニーズを理解し、テクノロジーを活用した革新的なソリューションを提供しています。今回の資金調達を機に、更なる事業成長と社会インパクト創出が期待されます。
AiCANの未来
AiCANは、児童相談所や市区町村の子ども家庭センター、母子保健センターに加え、学校や幼稚園・保育園、医療機関やNPOなど、様々な関係機関へのサービス展開を目指しています。DXを通して、子どもたちの安全を守るための業務プロセスを再構築し、より効果的な支援体制を構築していきます。
AiCANは、これからも最先端の技術と倫理を重視し、子どもたちが安心して過ごせる未来の実現に貢献していきます。