プラスチックごみを利用した創造的な挑戦
2025年9月11日、佐賀県唐津市に位置する湊中学校で、NPO法人唐津Farm&Foodが主催した「プラスマLIFEさが」×Precious Plasticのワークショップが実施されました。このイベントは、佐賀県の循環型社会推進課と協力し、地元の中学生が参加する形で行われました。
このワークショップは、対馬や唐津市の離島での海洋プラスチックゴミ問題に焦点を当て、資源循環への取り組みを紹介することからスタート。湊中生たちは、自らの手で収集したペットボトルキャップを使用し、生物モチーフのオリジナルキーホルダーを制作することに挑戦しました。

「おとーしゃ」の鑑賞と願いの表达
ワークショップでは、参加者は大阪・関西万博「Blue Ocean Dome」で紹介されたアニメーション作品『おとーしゃ』を視聴。その後、デジタル波絵馬に「海や環境への願い」を書き込む提案もありました。生徒たちは、このプロセスを通じて、自然や文化を次世代に繋ぐ大切さを考える良い機会となりました。
生徒たちによる感想も印象的でした。「世界に一つのキーホルダーを、プラスチックごみから生み出せた。資源循環を体験できたから、この経験を多くの人に伝えたい」と語る声が多く、彼らの学びが未来へと広がる兆しを感じさせました。
教職員からの意見
湊中学校の教頭先生もこの活動を高く評価し、「ジャック・マイヨールが愛した立神岩の海岸は、ビーチクリーンで終わらない“学び”につながる場になる」とコメントしました。教育現場での環境教育の重要性が再認識された瞬間でした。
「プラスマLIFEさが」とは
「プラスマLIFEさが」は、地域におけるプラスチックごみ削減と資源循環を目指す県民参加型のプロジェクトです。唐津Farm&Foodもこの活動に積極的に関与し、学校や企業、地域住民と連携しながら持続可能な社会の実現を目指しています。
最後に
今回のワークショップを通じて、唐津市の中学生たちはプラスチックごみに対する新たな視点を得たことでしょう。海や環境に対する意識を高め、未来に向けた行動を起こすきっかけとなることを期待しています。
詳しい情報は唐津Farm&Foodの公式サイトをご覧ください。