LOZIとサトーが新たに構築するトレーサビリティの未来
名古屋市を拠点とする株式会社LOZIと、東京都港区に本社を置く株式会社サトーが新たに業務提携を結びました。この提携により、サプライチェーンのトレーサビリティシステムがより柔軟で効果的になることを目指しています。両社の強みを活かし、次世代トレーサビリティの共創を進めることで、ユーザーのニーズに応じた最適なソリューションを提供する計画です。
サトーは自動認識技術に特化した大手企業で、バーコードやRFIDを用いて情報をリアルタイムで管理するシステムを展開しています。特に、サトーの2030年ビジョン「PUT(Perfect and Unique Tagging)」は魅力的です。それにより製品に個別のIDが付与され、お客様は商品の追跡や管理が容易になります。サプライチェーン全体における情報の透明性が向上し、消費者との接点でも利便性が高まります。
LOZIの強力なトレーサビリティソリューション
LOZIが提供する「Smart Barcode®」は、バーコードや2次元コードを用いて、製品の製造から販売、さらには廃棄やリサイクルに至るまでの情報をスマートフォンで記録し、共有できるシステムです。このソリューションにより、事業者は必要な情報を簡単に取得・蓄積でき、広域なサプライチェーンの可視化が促進されます。
本提携によって、サトーのラベルプリンターやRFID技術がLOZIのSmart Barcode®と組み合わさることで、物流やサプライチェーンに潜む多くの課題に対して効果的な解決策を見出すことが期待されています。
日本企業のトレーサビリティ対応
インターナショナルな視点から見て、欧州を中心にデジタル製品パスポート(DPP)の必要性やサプライチェーンのトレーサビリティの高まりがテーマとなっている中、日本企業でもこれに即応する必要があります。サトーは動脈物流に強みを持つ企業であり、LOZIのSmart Barcode®との連携により、動脈物流と静脈物流を結ぶ新たな道を開くことが期待されています。こうした事業のシナジーは新たなビジネスチャンスを生み出す可能性を秘めています。
新たな価値創出へ向けて
LOZIとサトーは、今後の協業を通じて次世代のトレーサビリティに関する新たな価値を創出し、社会的課題の解決に貢献していくことを目指しています。両社の知見を生かした新たな技術革新が期待されるこの提携は、未来のビジネス環境においても重要な役割を果たすことでしょう。
会社概要の紹介
株式会社サトーは1940年に設立され、グローバルに自動認識ソリューションを展開している企業です。その事業内容は、ラベルプリンター、RFIDプリンター、さまざまな自動認識機器の企画・開発を含みます。サトーのウェブサイトは
こちらです。
一方、株式会社LOZIはトレーサビリティソリューション「Smart Barcode®」を提供し、モノの情報を可視化することで新たな物流の形を提案しています。LOZIのサポート情報は
こちらから確認できます。
終わりに
LOZIとサトーの業務提携は、単なる企業の連携にとどまらず、今後のトレーサビリティ業界における大きな進展を予感させるものです。これからの動向に注目です。