雲ノ平山荘にてアートで描く「自然」との距離を探る展覧会

雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンスプログラム第3回展覧会開催

2025年5月9日から6月30日までの期間、山梨県北杜市に位置する雲ノ平山荘で「Diffusion of Nature 2025 距離のゆらぎ」が開催されます。これは、自然と社会の調和を模索するアーティスト・イン・レジデンスの成果を披露する展覧会です。

プログラム概要

雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムは、2020年に開始され、自然環境の中でアート活動を通じて様々な視点から「自然」を表現することを目的としています。これまでに32名の多様なアーティストが参加し、絵画や彫刻、音楽といった表現方法でそれぞれの視点を発信してきました。

展覧会の目的

本展覧会は、参加アーティストの作品や制作過程を紹介するだけでなく、都市環境の中での自然の表現を再構築し、「自然とは何か」というテーマを探求する機会の場として企画されています。これまでの開催では、印象的な作品が多くの訪問者に感動を与えました。

新たな視点の探求

第3回目となる本展では、メイン会場であるGASBON METABOLISMに2023年度と2024年度の参加アーティストによる展示が行われ、別の場所では過去の参加アーティストのサテライト展示も予定されています。共通の環境体験を持ちながらも、異なる分野や視点から表現された作品群は、新しい雲ノ平のエコシステムを形成します。

オープニングイベント

展覧会の開幕を祝うオープニングイベントは5月10日（土）に開催されます。このイベントでは、建築家・塚本由晴を招いたトークイベントや、ラッパー・KZ、アンビエントミュージシャン・HIROSHI WATANABEによるライブ、講談師・田辺一記による講談など、多様な表現が楽しめます。さらに、敷地内にてDJパーティも行われ、アートの世界観が広がります。

継続的なイベント

展覧会期間中には、アーティストトークやライブパフォーマンスなど、多様なイベントも準備されています。公式ウェブサイトやSNSを通じて最新情報が順次発信される予定です。

アートを通じた自然との対話

本展のタイトル「距離のゆらぎ」は、私たちがどのように「自然」との距離を感じ、そこから何を学ぶのかを探る意図が込められています。アートは、未知なるものとの間に存在する距離を縮め、私たちの理解を深めるための重要な手段となるでしょう。

この展覧会を通じて、多様なアーティストの視点から、改めて「自然」とはどのようなものであるのかを一緒に考える機会としてほしいと思います。踊るように流れる表現を、ぜひ会場で体験してください。