試奏ロボット『マティモ』
2024-12-05 10:26:20

ギター試奏を身近に!島村楽器が開発したロボット『マティモ』の魅力

ギター試奏を手軽に!『マティモ』の登場



楽器店でのギター試奏は、多くの人にとって楽しみながらも不安を抱えがちです。そこで、島村楽器株式会社が開発した試奏ロボット『マティモ』がそのハードルを下げる新しい試みとして注目を集めています。2024年12月7日から8日にかけて開催される『ギタラバTOKYO』でのテスト展示に先立ち、その魅力や機能について詳しく探ってみましょう。

開発の背景



多くのギター初心者が、試奏時に「自分が弾いても大丈夫なのか」「緊張する」「堂々と弾けない」という不安を抱えることが島村楽器の従業員へのヒアリングによってわかりました。これを受け、楽器店での試奏をサポートするロボットがあれば、これらの不安を軽減できるのではないかと考えられ、開発が進められました。

このプロジェクトは、音と道具、風景のためのデザインを手がけるクリエイティブスタジオ『ペノテアスタジオ』の代表、中村優生氏と協力し、細部までこだわり抜いて製作されました。

中村氏の想い



中村氏は、製品のデザインやエンジニアリングの過程で得た知見やアイデアが自然と『マティモ』に反映されることを喜んでおり、「音楽や楽器演奏を異なる視点で楽しむ新しい入り口になることを期待しています」と語っています。

『マティモ』の機能と特徴



『マティモ』は、ギターの音を解析するプログラム、表情プログラム、音楽のストーリーを推移させるプログラムなど、複数のソフトウェアを内蔵しています。音声出力には、従来のスピーカーとは異なり、ペノテアスタジオが開発した『マテリアルハーモニクス』技術を採用。この技術により、人間のような存在感のある音が奏でられ、まるで誰かとセッションしているかのような温もりがあります。

演奏者は、表情パネルの下にあるジャックにギターを接続することで、演奏を始めることができます。パネルにはコードが表示され、弾いているかどうかも感知し、最後には『マティモ』がリズムを奏で、共演できる楽しさを提供しています。このように、ギター試奏に対するハードルを下げつつ、楽しい体験を提供します。

現在は簡易的な試奏機能が搭載されていますが、今後はセッション機能を追加し、中上級者も楽しめるように進化させていく計画です。

『ギタラバTOKYO』での展示



『ギタラバTOKYO』は、リアル店舗とオンラインを融合させたハイブリッドなギターイベントで、2024年12月7日から8日にかけて、すみだ産業会館 サンライズホール8Fで開催されます。『マティモ』はこのイベントで特別展示されるため、興味のある方はぜひ足を運んでその魅力を自身で体験してみてください。

島村楽器の理念と展望



島村楽器株式会社は「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」という理念のもと、全国に180以上の楽器販売店舗と音楽教室を展開しています。楽器販売だけでなく、演奏発表の場を提供するイベントやスタジオ運営にも力を入れ、楽器プレイヤーを全方位からサポートしています。

音楽の未来を切り開く『マティモ』の登場は、音楽愛好者にとって新たな楽しみの扉を開くことになるでしょう。『マティモ』の進化にこれからも注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
島村楽器株式会社
住所
東京都江戸川区平井6-37-3
電話番号
0570-035-005

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。