日本医専、新たな部活動推薦制度を導入
日本医専(東京都新宿区)は、高校での部活動における「継続する力」を重視して、2025年10月1日から新しい推薦制度「部活動推薦」を導入することを発表しました。この制度は、これまでの成績や大会での実績に左右されず、部活動における努力や人間的魅力を評価する、画期的なポイントが特徴です。
新制度の概要
「部活動推薦」制度は、部活動を通じて成長した人間性や社会性を重視します。これにより、学生がエントリーできる推薦ランキングが新たに設定され、運動部・文化部といった活動形式に関わらず公平な評価が実現されます。すべての対象者には入学選考料が全額免除されるといった経済的な支援も提供されます。
人間的魅力を重視する
従来の制度では、成績や大会成績が中心でしたが、「部活動推薦」ではそのような評価基準に一切依存せず、次のような評価が行われます。
- - 大会成績や受賞歴は無関係:評価の焦点はあくまで「人間性」と「続ける力」。
- - 努力の積み重ねを尊重:努力した時間や経験が大切です。
例えば、部活動の過程で得た忍耐力や協調性が、医療人に必要な資質と直結しているとされています。
指定された条件と申請方法
この新制度の対象者は2026年度入学者に限られています。条件も明確に定められ、以下のような基準があります。
- - 高校生時代に同一部活動に所属し続けたこと
- - 途中での転部や退部は対象外
- - 体育系・文化系、いかなる活動でも認められます。
申請方法も整備されており、総合型選抜やその他の選抜方式において、部活動名と顧問名を記入することが求められます。
継続する力の重要性
この制度が目指すのは、単なる入試の枠を超えた人材育成です。部活動を通じて得られる「継続する力」は、将来的に医療現場で必要とされる協調性や責任感、忍耐力への素地を育てます。医療人に求められるスキルは、部活動での協力や努力により自然に身につくのです。
学校の特徴
日本医専は、柔道整復学科や鍼灸学科といった専門教育を行い、医療系の分野で数多くの成功事例を生み出してきました。特に、独自の学習システム「KEISHIN.net」を用いた個別最適化学習を採用し、一人一人の能力に合わせた教育を提供しています。
まとめ
日本医専の「部活動推薦」は、学生の成績や大会実績に依存せず、彼らの人間的魅力や努力を最大限に評価する前向きな試みです。この新制度がもたらす影響は、今後の医療現場にも大いに期待が寄せられています。制度の詳細については、公式ウェブサイトを通じて確認できます。
公式サイト