愛知県岡崎市で始まる「サステナブロ」プロジェクトの全貌
愛知県岡崎市の「おかざき楽の湯」とJAあいち三河は、地域の食料ロス問題に立ち向かうSDGsプロジェクト「サステナブロ」をスタートします。この取り組みは、岡崎市の隣町、幸田町で生産される「筆柿」を活用し、廃棄される運命にあった食材を救い出すことを目的としています。10月26日、「柿の日」の到来を機に始まるこのプロジェクトは、地域資源を活かして岡崎をさらに元気にする試みです。
幸田町は、日本における筆柿の生産地として有名で、全体の約90%を占めています。しかし、筆柿は特性上、渋柿として処理された場合、渋抜きに5日間ほどかかり、その間に熟度が進んでしまうことが多く、最終的に廃棄されることが少なくありません。この問題を解決するために、楽の湯は筆柿を用いた新しい銭湯体験を提供しながら、食料ロスを削減することを目指します。
ユニークな体験が待っている「筆柿風呂」
このプロジェクトの一環として、利用者は毎日20キロの筆柿を露天風呂に浮かべた「筆柿風呂」を楽しむことができます。このお風呂では、自然の香りと視覚的な美しさを満喫しながら、心身のリフレッシュが期待できます。また、柿の葉を使った「柿の葉塩サウナ」も用意され、いつもとは違う贅沢な入浴体験を提供します。
さらに、食事処では筆柿ジュレを使用したソフトクリームが450円(税込)で提供され、訪れる人々に新たな味わいを楽しんでもらえます。更に、10月26日・27日には「筆柿詰め放題イベント」が開催され、地域の恵みを直接持ち帰る機会も設けられています。
地域とともに成長する「楽の湯」
「おかざき楽の湯」は、お風呂を通じて人々に温もりを届けるだけでなく、地域の活性化にも努めています。楽の湯では、入浴体験を楽しみながら食料ロス問題を考えるきっかけを提供し、地域資源の再評価に取り組むことで、環境に優しく地域経済にも貢献することを目指しています。この「サステナブロ」プロジェクトを通じて、岡崎市全体が沸き立つような活動を推進していくことを宣言しています。
開催詳細
このプロジェクトは、2024年10月26日(土)から11月7日(木)までの期間、愛知県岡崎市庄司田1丁目14-14にある「おかざき楽の湯」で実施されます。
実施内容
- - 筆柿風呂(期間中全日開催)
- - 柿の葉塩サウナ(期間中全日開催)
- - 筆柿ジュレソフトクリーム(450円・税込)
- - 筆柿詰め放題イベント(10/26、10/27の2日間限定)
「サステナブロ」プロジェクトを通じて、地域の食料ロス問題に立ち向かう楽しみながらのエコな体験をぜひお楽しみください。